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宅建士試験直前総まとめ ─ 本試験前1週間で50問中38問を固める

ぴよパス編集部6分で読めます
目次

この記事で分かること

  • 宅建試験直前1週間の優先学習テーマ
  • 4科目別の頻出論点チェックリスト
  • 試験前日・当日のコンディショニング
  • 合格ラインを超える得点戦略(50問中38問)
  • 直前期の不安への対処法

ぴよパスで 160 問 × 17 試験を運用していて気づいたのは、宅建試験の直前1週間は「新論点禁止・復習専念」「宅建業法で貯金・権利関係で捨て論点」「数値暗記の最終確認」の3原則を守れば、模試の点数から +5 点の上積みが現実的だということです。


宅建試験の配点と合格ライン

宅建士試験は以下の配点で50問です。

科目問題数目標得点
権利関係(民法・借地借家法)147
宅建業法2017
法令上の制限86
税・その他85
合計5035

合格ラインは年度により 31〜38 点で変動します。相対評価制度のため、35〜37 点を安定して取れる状態を目指せば確実です。


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直前1週間の時間配分

1週間(平日各3時間+週末各8時間)で計約 35 時間を以下に配分します。

科目時間内容
宅建業法12時間8種制限・35条・37条・免許・営業保証金の反復
法令上の制限8時間数値暗記(建ぺい率・容積率・農地法)
税・その他8時間税率・統計・景品表示法
権利関係5時間意思表示・代理・抵当権・相続のみ
総合模試2時間試験1週間前に1回実施

宅建業法の直前チェック(最重要・20問)

免許と業者登録

  • 免許権者:国土交通大臣(2以上の都道府県に事務所)または都道府県知事(1都道府県のみ)
  • 有効期間:5年(更新申請は期間満了の 90 日前〜 30 日前)
  • 免許換えの届出:事務所の設置・廃止で管轄が変わる場合、遅滞なく
  • 欠格事由:禁錮以上の刑で執行終了から 5 年、暴力団員でなくなってから 5 年

重要事項説明(35条)

  • 説明時期:契約成立前
  • 説明者宅地建物取引士(登録した専任であるかは問わない)
  • 書面交付:取引士の記名押印(2022 法改正で電子書面可)
  • 主な記載事項:登記・法令制限・私道負担・インフラ・完成時形状・未完成物件の工事完了時期等

37 条書面(契約書)

区分記載事項
必要的記載事項当事者の氏名・住所、物件の表示、代金・借賃、引渡時期、移転登記の申請時期
任意的記載事項天災その他不可抗力の負担、代金以外の金銭授受、契約解除、手付金、金銭貸借あっせん

8種制限(自ら売主の場合)

  1. 自己の所有に属しない物件の売買契約制限
  2. クーリング・オフ(事務所外で買受けの申込、書面受領から 8 日以内
  3. 手付額の制限(代金の 2 割超不可)
  4. 手付解除の制限(相手方が履行着手まで)
  5. 損害賠償額の予定等の制限(2 割超不可)
  6. 瑕疵担保責任の特約制限(民法より買主不利にできない)
  7. 割賦販売契約の解除等の制限
  8. 所有権留保等の禁止

「8種制限は自ら売主のみ適用」「宅建業者間の取引は適用除外」 が試験の頻出ポイントです。

営業保証金と弁済業務保証金

項目営業保証金弁済業務保証金
制度供託制度保証協会の保証金制度
主たる事務所1,000 万円60 万円(分担金)
従たる事務所500 万円/1 支店30 万円/1 支店(分担金)
供託先主たる事務所の最寄りの供託所法務大臣指定の供託所

法令上の制限の直前チェック(8問)

都市計画法

用途地域容積率建ぺい率
第一種低層住居専用地域50〜200%30〜60%
第一種中高層住居専用地域100〜500%30〜60%
商業地域200〜1,300%80%
近隣商業地域100〜500%60〜80%

開発許可

以下の規模は開発許可が必要:

  • 市街化区域:1,000 ㎡以上
  • 市街化調整区域:原則すべて(例外あり)
  • 非線引き都市計画区域:3,000 ㎡以上
  • 準都市計画区域:3,000 ㎡以上
  • 都市計画区域外:1 ヘクタール(10,000 ㎡)以上

農地法

条文対象許可権者
3 条農地→農地の権利移動農業委員会
4 条農地→宅地等への転用都道府県知事等
5 条農地→宅地等への転用目的の権利移動都道府県知事等

市街化区域内の農地は 3 条は許可必要、4 条・5 条は届出のみで足りる。

国土利用計画法

区域届出面積
市街化区域2,000 ㎡以上
都市計画区域(市街化区域以外)5,000 ㎡以上
都市計画区域外10,000 ㎡以上

事後届出は契約締結から 2 週間以内

盛土規制法(2023 年 5 月施行)

  • 宅地造成等工事規制区域・特定盛土等規制区域・造成宅地防災区域の 3 区域
  • 盛土・切土・一定の土石等の堆積に許可

税・その他の直前チェック(8問)

国税

税金税率
印紙税契約金額に応じた段階税率
登録免許税所有権移転登記 2.0%(軽減措置あり)
所得税(譲渡所得)長期譲渡 15.315%、短期譲渡 30.63%

地方税

税金税率
不動産取得税標準 4%(住宅・土地は 3% 軽減)
固定資産税標準 1.4%(1 月 1 日現在の所有者に課税)
都市計画税上限 0.3%

固定資産税は 1 月 1 日現在の所有者に課税 が頻出ひっかけ。

地価公示・不動産鑑定評価

  • 標準地:公示価格(国土交通省土地鑑定委員会が毎年 3 月公表)
  • 基準地:都道府県基準地価格(毎年 7 月公表)
  • 鑑定評価 3 手法:原価法・取引事例比較法・収益還元法

統計(毎年 1 問)

  • 地価:前年の統計値を確認
  • 住宅着工戸数:持家・貸家・分譲の内訳
  • 宅地建物取引業者の数:約 13 万業者で推移

景品表示法

  • 広告に表示すべき事項:物件の所在地・面積・価格・交通(徒歩 80m で 1 分)・間取り・取引態様

権利関係の直前チェック(7問目標、14問中)

必須論点

  1. 意思表示:錯誤・詐欺・強迫の効力
  2. 代理:無権代理・表見代理
  3. 時効:取得時効 10/20 年、消滅時効 5/10 年
  4. 抵当権:抵当権と賃借権の優劣(対抗要件)
  5. 相続:法定相続分・遺留分
  6. 借地借家法:普通借家と定期借家の違い
  7. 区分所有法:議決権の割合(過半数・3/4・4/5)

捨ててよい論点

  • 共有物分割請求の詳細
  • 組合契約
  • 留置権・質権の細かい要件
  • 契約類型の細かい相違(雇用・請負・委任・寄託の違い)

試験前日・当日のコンディショニング

試験前日

  • 新論点の学習禁止:既知の項目の最終確認のみ
  • 23 時就寝:試験当日朝の頭の冴えに直結
  • 持ち物確認:受験票・写真付き身分証・HB 鉛筆 3 本・消しゴム 2 個・腕時計(音なし)
  • アルコール禁止

試験当日

  • 試験開始 2 時間前に起床
  • 朝食は軽め(消化の良い炭水化物)
  • 試験会場に 30 分前到着
  • 試験開始直後に余白へ頻出数値を書き出す

- 営業保証金 1,000 万/500 万、分担金 60 万/30 万 - 建ぺい率・容積率の用途地域別 - 開発許可の面積(市街化 1,000 ㎡ 等) - 固定資産税 1.4%、都市計画税 0.3%

試験中の時間配分(120 分)

時間科目内容
0-30 分宅建業法(問 26-45)20 問を 25 分で一気に
30-50 分法令上の制限(問 15-22)8 問を 15 分で
50-70 分税・その他(問 23-25、問 46-50)8 問を 15 分で
70-115 分権利関係(問 1-14)14 問を 40 分で
115-120 分見直しマークミス確認

宅建業法から解くのは得点源で勢いをつけるための定番戦略です。


直前期の不安への対処

典型的な不安パターンと対処

不安対処
やり残しがある気がする過去 5 年分を時間を測って解く → 現在位置を可視化
模試の点数が下がった間違えた問題だけ復習、新規演習は禁止
権利関係が全く解けない7 点目標に設定、宅建業法で貯金する方針に切替
本番で頭が真っ白になる試験開始前に余白へ頻出数値を書き出す練習

模試の得点目標

試験 1 週間前の模試の目標は以下です。

  • 合格ギリギリ:33 点以上(本番で +3〜5 点上積み可能)
  • 安全圏:38 点以上(どの年度でも合格)
  • 危険:30 点未満(直前 1 週間で +3 点の上積みが必要)

まとめ

  • 直前1週間は新論点禁止、復習と過去問回転に集中
  • 宅建業法で 17 点・法令上の制限で 6 点・税その他で 5 点= 28 点を鉄板化
  • 権利関係は 7 点目標、必須論点(意思表示・代理・抵当・相続)のみ
  • 試験前日は 23 時就寝、当日は 2 時間前起床
  • 試験開始直後に頻出数値を余白へ書き出す
  • 時間配分:宅建業法から解く、権利関係は最後

直前1週間の過ごし方で合格ラインまで +5 点の上積みが可能です。ぴよパスの宅建士練習問題で残り時間を最大活用しましょう。

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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

公的機関の公表データ・法令・試験実施団体の公式情報を根拠に記事を作成。問題は全てオリジナルで、12項目の品質ガードで正確性を担保しています。

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※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。最新の試験情報は各試験の公式サイトでご確認ください。

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