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基本情報技術者試験の過去問はどこにある|IPAの公開問題4年度分とサンプル問題80問、筆記の22回分・何から解くか

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基本情報技術者試験の過去問はどこにある|IPAの公開問題4年度分とサンプル問題80問、筆記の22回分・何から解くか
目次

基本情報技術者試験(FE)の 過去問は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が無料で公開しています。 ただし、今の形(科目A・科目B)になった2023年度からは、実際に出題した問題の 一部だけ が「公開問題」として出ます。1年度あたり、本番60問の科目Aから20問、本番20問の科目Bから6問です。

この記事では、IPAのページで手に入る3種類の材料(公開問題・サンプル問題・筆記のころの過去問題)と非公開の期間の中身、使ってよい範囲、何から解くか、2026年12月28日からの試験の休止をまとめます。数字と原文は、2026年10月20日にIPAのページで確かめました。

公式に手に入る問題は3種類と、空白の期間

時期試験の形手に入るもの付いているもの
平成21年度春期〜令和元年度秋期(2009〜2019年)筆記(午前80問・午後の大問)22回分の問題冊子解答例、午後の出題趣旨と採点講評
令和2年度春期(2020年)—試験を取りやめたので無い—
2020年12月〜2022年度CBT(午前・午後の2部制のまま)非公開—
2022年(今の形が始まる前)—サンプル問題(科目Bの6問、科目A 60問と科目B 20問のセット)解答(4月の6問は出題趣旨つき)
2023年度〜2026年度CBT(科目A・科目B、通年)公開問題(1年度に科目A 20問・科目B 6問)解答例(正解の記号だけ)

CBTの公開問題(2023年度分から)

IPAの「公開問題(問題冊子・解答例)」のページは、情報セキュリティマネジメント試験(SG)と共通です。基本情報技術者試験の分は、年度ごとに科目Aと科目Bの問題冊子・解答例の4つのPDFがあります。

年度公開日科目A科目B
2026年度(令和8年度)2026年7月1日20問6問
2025年度(令和7年度)2025年7月4日20問6問
2024年度(令和6年度)2024年7月5日20問6問
2023年度(令和5年度)2023年7月6日20問6問

4年度分を合わせると、科目A 80問・科目B 24問の計104問 です。問題冊子の表紙には「実際の試験は60問で構成されますが,そのうちの20問を公開しています」(科目B は「20問で構成されますが,そのうちの6問」)とあります。

中身で知っておくとよい点は次のとおりです。

  • 科目Bの6問は、どの年度も同じ並び です。問1〜問5が擬似言語のプログラムを読む問題、問6が「A社は…」で始まる情報セキュリティの事例の問題です。本番の科目Bも、アルゴリズムとプログラミングが16問、情報セキュリティが4問の構成です。
  • 選択肢がア〜エより多い問題があります。 たとえば2026年度の科目Bは、問2の正解が「カ」、問6の正解が「ケ」でした。
  • 解説はありません。 解答例は、問番号と正解の記号を並べた1ページだけです。公開問題のページには「試験問題、解答例等に対する問合せには応じられません」とあります。
  • PDFは文字入りです。 公開問題の問題冊子は、PDFの中で語句を検索できます。
  • 公開は例年7月の初め です(4年度とも7月1〜6日)。次の公開日の予告はありません。

2020〜2022年度は非公開

IPAの過去問題のページには、令和2年度から令和4年度までの情報セキュリティマネジメント試験と基本情報技術者試験の問題は非公開のため、問題も解答例も載せていないと書かれています。令和2年度春期の試験は、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために取りやめたので、その回もありません。CBTが始まったのは2020年12月です。

「過去問◯年分」と数えるとき、2019年の秋期から2023年度の公開問題までの間に、3年分の空白がある ことに注意します。

2022年のサンプル問題

今の形に変わる前に、IPAは2つのサンプル問題を公開しています。

公開日中身付いているもの
2022年4月25日科目Bのサンプル問題 6問(問1〜問5がアルゴリズムとプログラミング、問6が情報セキュリティ)解答例と、各問の出題趣旨
2022年12月26日サンプル問題セット:科目A 60問(90分)・科目B 20問(100分)正解の表だけ

本番と同じ問題数・同じ時間で通して解ける公式の材料は、12月のサンプル問題セットだけ です。科目Bのセットは、問1〜問16が擬似言語、問17〜問20が情報セキュリティの事例で、本番の分野の比率と同じです。なお、問17は4月のサンプル問題の問6と同じ事例(ECサイトを運営するA社)を使っていますが、指摘事項と正解が違う別の問題です。どちらも2022年の時点で作られた問題なので、法令や規格の名前は当時のままです。

4月のサンプル問題の冒頭には、科目Bの分野別の出題割合を「アルゴリズムとプログラミング」が8割、「情報セキュリティ」が2割と想定していると書かれています。各問の出題趣旨(「配列の要素の並びを逆順にする処理を題材として」など)は、何を問う問題かを知る手がかりになります。

筆記のころ(2009〜2019年)の22回分

IPAの過去問題のページで年度を選ぶと、筆記のころの基本情報技術者試験の回が出てきます。平成21年度春期から令和元年度秋期まで、春期・秋期の年2回で、平成23年度だけは「特別試験」と秋期の2回です。

どの回にも、午前の問題冊子と解答例、午後の問題冊子と解答例と採点講評の5つのPDFがあります。

項目午前午後(令和元年度秋期の例)
時間2時間30分2時間30分
問題問1〜問80(全問必須)大問13問から7問に答える(問1と問8は必須、問2〜問7から4問、問9〜問13の言語の問題(C・COBOL・Java・アセンブラ・表計算)から1問)
付いているもの解答例(正解。平成28年度春期からは、テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の分野も)解答例(出題趣旨つき)・採点講評
  • 午前の問題は、今の科目Aに近い知識の問題 です。ただし、法令・規格・技術の名前が当時のままのものが混じります。
  • 午後の問題は、今の科目Bと形が違います。 今の科目Bは小問20問で、プログラムの問題は擬似言語に統一されています(うち4問は情報セキュリティ)。筆記の午後は、1問の中に設問と空欄がいくつもある大問でした。2022年4月のIPAの発表は、個別のプログラム言語(C、Java、Python、アセンブラ言語、表計算ソフト)による出題を擬似言語に統一すると説明しています。
  • 抜き取りで開いた回(令和元年度秋期など3回)の問題冊子は、画像だけのPDF で、PDFの中で語句を検索できませんでした。

公式の材料で「解説」に近いのは、午後の出題趣旨と採点講評 です。採点講評には、設問ごとの正答率の傾向と、よくある間違い方が書かれています。午前には付いていません。

使ってよい範囲と、使わない方がよいもの

IPAのよくある質問(「その他」)は、公表している過去の試験問題の使い方を次のように説明しています。

  • 法令に特別の定めがある場合を除き、使用に 許諾や使用料は要らない(ダウンロードでの利用も問題ない)。
  • ただし 著作権は放棄していない。
  • 教育目的など、試験制度の意義に反しない限り、問題集やテキストに使うときも許諾・使用料は要らない。
  • 出典を明記する(年度・期・試験区分・時間区分・問番号など。例「出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問1」)。問題の一部を改変したときは、その旨も明記する。

自分で解くためにダウンロードしたり印刷したりするのは問題ありません。FAQの出典の例は筆記のころの形で、CBTの公開問題の出典の書き方の例はIPAのページに見当たりませんでした。人に紹介するときは、年度・試験区分・科目・「公開問題」・問番号が分かるように書くのが無難です。サンプル問題については、IPAが「出典:基本情報技術者試験(科目A試験) サンプル問題セット」のような書き方の例を示しています。

受験した人の「再現問題」は使わないようにします。 申込先の受験者規約は、試験問題は非公開で、問題の全部または一部(問題の文言に限らず、出題内容を示唆する表現も含む)を第三者に漏らさないことに同意しないと受験できないとしています。漏らした場合は損害賠償請求などの措置がとられること、出題についてのSNSへの投稿や掲示板への書き込みも漏洩とみなす場合があることも書かれています。

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本番の形と合格基準(2026年度)

項目科目A科目B
試験時間90分100分
問題60問(四肢択一)20問(多肢選択式・全問必須)
評価に使う問題56問(残りの4問は今後の出題のための問題)19問(残りの1問は今後の出題のための問題)
分野テクノロジ・マネジメント・ストラテジの知識アルゴリズムとプログラミング16問・情報セキュリティ4問
合格の基準評価点600点以上(1,000点満点)評価点600点以上(1,000点満点)
  • 科目Aと科目Bの両方が600点以上で合格 です。どちらかが足りなければ不合格になります。科目Aと科目Bは同じ日に続けて受け、間に最長10分の休憩を取れます。
  • 採点はIRT(項目応答理論) で、配点の割合はありません。過去問の正答数をそのまま1,000点に換算しても、本番の評価点と同じにはなりません。
  • CBTで、1年を通して試験会場で受けます。 試験日時と会場は申込みのときに自分で選びます。受験手数料は7,500円(消費税込み)です。試験が終わると、画面に科目ごとの評価点が出ます。合格発表は受験した月の翌月の中旬〜下旬で、たとえば2026年10月受験の分は11月20日(予定)です。
  • 同じ試験をもう一度受けられるのは、前回の受験日の翌日から数えて30日を超えた日から です。
  • 身体の不自由などでCBTで受けられない人向けに、筆記の特別措置試験があります。 2026年度は2026年11月14日(申込みは9月18日で終了)と2027年3月20日です。

合格率は、令和7年度(2025年4月〜2026年3月)で38.3%(受験者147,186人・合格者56,370人)でした。年度ごとの推移は「基本情報技術者試験の合格率・難易度」にまとめています。

2026年12月28日からの休止と、2027年度の新しい試験

過去問を解く計画は、受ける時期によって変わります。

  • 試験の休止 — IPAは、2026年12月28日以降の試験の実施を休止する予定としています。試験会場によっては、それより前に休止になる場合もあります。2026年9月1日以降の申込みで選べるのは、2026年12月27日までの試験日です。空席がなくて受けられなかった場合も含め、受験手数料は返らないので、受けるなら日程を早めに押さえます。もう一度受けられるのは前回の受験日の翌日から数えて30日を超えた日からなので、不合格のときに休止の前にもう一度受けるには、1回目を遅くとも11月26日までに受ける必要があります(会場によっては、もっと早く休止になります)。2027年1月以降の実施については「2026年秋頃にウェブページでお知らせ」するとしていますが、2026年10月20日の時点では告知が見当たりません。
  • 新しい試験制度 — IPAは2027年度から新しい試験制度に移る予定で、基本情報技術者試験は 2027年度春頃 に新しい制度で始まる予定です。試験は続き、科目A 90分・60問、科目B 100分・20問の予定です。科目Aの出題範囲の体系と科目Bの出題範囲の一部が変わりますが、IPAは、試験で問う知識・技能の範囲そのものは変わらないとしています。科目Aの免除制度も変える予定はないとしています。
  • 新試験の材料 — 新しい制度のシラバス案(Ver.0.1)が2026年9月30日に公開されました(変わる可能性がある案です)。新しい制度のサンプル問題は、2026年10月20日の時点で、基本情報技術者試験の分はまだ載っていません。

2026年12月27日までに受ける人は、今の公開問題とサンプル問題セットが、そのまま本番の形の練習になります。 新しい制度で受ける人も、問題数と時間は同じ予定なので、まずは今の材料で解き方を固め、シラバス案で変わる部分を確かめる進め方がよいと考えています。

何から解くか

公式の材料は、どれも量が限られます。ぴよパスでは次の順をすすめています。

  1. 公開問題の4年度分(104問)を、新しい順に解く — 今の試験で実際に出題された問題なので、いちばん本番に近い材料です。本番の時間で割ると、科目Aは1問あたり1.5分、科目Bは1問あたり5分です。科目Bの擬似言語の問題は、変数の値を表に書いて追う(トレースする)練習を兼ねます。
  2. サンプル問題セットを、本番と同じ時間で通して解く — 科目A 60問を90分、科目B 20問を100分で解き、時間配分を確かめます。2022年に作られた問題なので、法令や規格は今の版で確かめます。
  3. 筆記のころの午前問題で、科目Aの知識を広げる — 80問ずつ22回分あり、用語の確認に使えます。古い法令や技術の問題が混じります。午後問題は大問の形で今の科目Bと違うので、無理に全部解く必要はありません(題材が近いのは、令和元年度秋期なら情報セキュリティの問1と、擬似言語の問8です)。

科目Bの擬似言語の読み方は、「基本情報 科目Bのトレース練習」で例題を使って練習できます。

解説が無い問題の確かめ方

  1. 解答例で正誤をつける — 間違えた問題と、迷って当たった問題に印を付けます。
  2. シラバスで、その問題の項目を引く — 今のシラバスは Ver.9.2 です。間違えた語がどの項目に入っているかを見ると、テキストのどこを読み直すかが決まります。
  3. 法令の名前は今の版で確かめる — たとえばシラバス Ver.9.2 では「下請法」が削られ、「中小受託取引適正化法」が加わりました。古い回の法令の問題は、e-Gov法令検索で今の法令名と条文を確かめます。
  4. 解説付きで繰り返したいときは、市販の問題集を併せて使う — 選び方は「基本情報技術者試験のおすすめテキスト・科目B対策本」にまとめました。
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ぴよパスの問題は、IPAの試験問題を写したものではなく、シラバスと公的資料をもとに独自に作ったオリジナル予想問題です。

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出典

2026年10月20日にIPAと申込先のページで確かめました。

※ ぴよパスは独立行政法人情報処理推進機構とは関係のない学習サイトです。試験名は試験を特定するために使っています。

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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

ぴよパス編集部 / 資格試験コンテンツ編集

担当領域: 消防設備士・危険物取扱者・電気工事士などの国家資格、普通免許・原付の学科、 簿記・FP 技能検定・IT パスポート・宅地建物取引士などの検定・資格まで117 試験の問題作成・解説執筆を担当

公的機関の公表データ・法令の条文・試験実施団体の公式情報を一次資料として参照しています。 記事と問題の作成には AI を使っています。問題はすべてオリジナルで、 自動の検査と、作成とは別の担当による反証 (事実と出典を選択肢ごとに確かめる) を通してから公開しています。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。 試験の最新情報 (日程・受験料・合格基準等) は各試験実施団体の公式サイトで必ずご確認ください。 記事中に誤りを発見された場合は お問い合わせフォーム よりご指摘ください。

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