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情報セキュリティマネジメント試験の過去問はどこにある|IPAの公開問題(1年度15問)と筆記の8回分・何から解くか

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情報セキュリティマネジメント試験の過去問はどこにある|IPAの公開問題(1年度15問)と筆記の8回分・何から解くか
目次

情報セキュリティマネジメント試験(SG)の 過去問は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が無料で公開しています。 ただし、今のCBTの試験になってからは、1年度に60問のうち 15問だけ の「公開問題」です。2023年度分から2026年度分までの4年度分があり、2020〜2022年度分は非公開です。筆記で行っていた2016〜2019年の8回分も残っています。この記事では、それぞれの中身と、使ってよい範囲、何から解くか、2026年12月28日からの試験の休止と2027年度の新しい試験への備えをまとめます。

IPAが公開している問題の全体像

時期試験の形公開されている問題
2016年春期〜2019年秋期筆記(午前・午後)8回分。午前・午後の問題冊子と解答例、午後の採点講評
2020年春期—新型コロナのため試験を取りやめた。過去問題は無い
2020年12月〜2022年度CBT(上期・下期)非公開
2022年(制度変更の前)—サンプル問題(科目Bの3問、60問セット)
2023年度〜2026年度CBT(通年)公開問題。1年度15問・4年度分

情報セキュリティマネジメント試験は平成28年度春期(2016年)に始まった試験です。2020年12月からCBTで行われるようになり、2023年4月からは今の形(科目A・科目B、通年の試験)になりました。

CBTの「公開問題」(2023年度分〜)の中身

IPAの「公開問題(問題冊子・解答例)」のページ(情報セキュリティマネジメント試験と基本情報技術者試験の共通のページ)に、年度ごとに問題冊子と解答例のPDFが載っています。

年度公開日問題
2026年度(令和8年度)2026年7月1日15問
2025年度(令和7年度)2025年7月4日15問
2024年度(令和6年度)2024年7月5日15問
2023年度(令和5年度)2023年7月6日15問

知っておくとよいことが4つあります。

  • CBTで実際に出題した問題から選ばれています。 IPAは公開問題のページで、CBT方式の試験問題のうち、実際に出題した試験問題を公開していると書いています。問題冊子の表紙には「実際の試験は60問で構成されますが,そのうちの15問を公開しています」とあります。4年度分を合わせても60問です。
  • 科目Aと科目Bに分かれていません。 問題冊子は「科目A・B」の1冊で、問1〜問15がすべて必須です。15問のうち科目A・科目Bが何問かは書かれていません。2026年度分を開くと、問13〜問15は、それぞれ別の「A社」の事例を読んで答える問題で、問14の正解は「ク」でした(選択肢が4つより多い問題もあります)。
  • 解説はありません。 付いているのは、問番号と正解の記号を並べた1ページの解答例だけです。
  • IPAは問い合わせに答えません。 公開問題のページに「試験問題、解答例等に対する問合せには応じられません」とあります。

公開は、例年7月の初めです(4年度とも7月1〜6日)。ただし、IPAが次の公開の予定日を示しているわけではありません。

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2020〜2022年度は非公開

2020年12月から2022年度までのCBT(上期・下期に分けて行っていたころ)の問題は、非公開です。IPAの過去問題のページには、令和2年度から令和4年度までの問題は非公開のため、問題も解答例も載せていないと書かれています。2020年春期の試験は新型コロナの影響で取りやめたため、その回の過去問題もありません。

「過去問◯年分」と数えるときは、この3年分の空白があることに注意します。

筆記のころ(2016〜2019年)の過去問題

IPAの過去問題のページで年度を選ぶと、筆記のころの情報セキュリティマネジメント試験の回が出てきます。

年度のページ回
2016年(平成28年度)春期・秋期
2017年(平成29年度)春期・秋期
2018年(平成30年度)春期・秋期
2019年平成31年度春期・令和元年度秋期

どの回にも、午前の問題冊子と解答例、午後の問題冊子と解答例と採点講評の5つのPDFがあります。

項目午前午後
時間90分90分
問題問1〜問50(全問必須)問1〜問3(全問必須)
付いているもの解答例(正解)解答例・採点講評
  • 問題冊子のPDFは、画像だけのPDFです。 文字のデータが入っていないので、PDFの中で語句を検索したり、文字を選んで写したりはできません。
  • 今の試験とは形が違います。 筆記のころの午後は、長い事例を読んで答える大問3問でした。今の科目Bは、事例を読む問題が12問の小問です。午前を科目A、午後を科目Bと読み替えないようにします。

制度変更のときに公開された「サンプル問題」

2023年4月の制度変更の前に、IPAは今の形のサンプル問題を2つ公開しています。

公開日中身付いているもの
2022年4月25日科目Bのサンプル問題(3問)解答例・出題趣旨
2022年12月26日サンプル問題(60問)セット(科目A・B・120分・問1〜問60)解答(正解の表)

IPAが60問・120分のセットとして出しているのは、この60問セットだけです。問49〜問60が事例の問題です。ただし、2022年の時点で作られた問題なので、問1が「JIS Q 27001:2014」を前提にしているなど、当時の規格や法令の版で書かれています。

IPAは、2027年度からの新しい試験制度のサンプル問題を「2026年度夏頃を目途に」一通り載せる予定としていましたが、2026年10月12日の時点で、そのページに情報セキュリティマネジメント試験の分はまだ載っていません。

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使ってよい範囲

IPAのFAQ(よくある質問の「その他」)は、公表している過去の試験問題について、次のように書いています。CBTの公開問題のページも、使い方の留意点としてこのFAQを案内しています。

  • 法令に特別の定めがある場合を除き、使用に 許諾や使用料は要らない(ダウンロードでの利用も問題ない)。
  • ただし 著作権は放棄していない。
  • 教育目的など、情報処理技術者試験制度・情報処理安全確保支援士制度の意義に反しない限り、問題集やテキストに使うときも許諾・使用料は要らない。
  • 出典を明記する(年度、期、試験区分、時間区分、問番号など。例「出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問1」)。問題の一部を改変したときは、その旨も明記する。
  • 公表しているPDF以外の電子データは提供しない。

自分で解くためにダウンロードして印刷するのは、もちろん問題ありません。FAQの出典の例は筆記のころの形で、CBTの公開問題の出典の書き方の例は、IPAのページに見当たりませんでした。人に配ったり紹介したりするときは、年度・試験区分・「公開問題」・問番号が分かるように書いておくのが無難です。2022年のサンプル問題については、IPAが「出典:情報セキュリティマネジメント試験 サンプル問題セット」という書き方の例を示しています。

受験した人の「再現問題」は使わないようにします。 IPAが公開した問題を除き、情報セキュリティマネジメント試験の試験問題は非公開で、受験者は、問題の全部または一部を(問題の文言に限らず、出題内容をほのめかす表現も含めて)第三者に漏らさないことに同意してから受験します。漏らした場合は損害賠償請求などの措置がとられること、出題についてSNSに投稿したり掲示板に書き込んだりすることも漏洩とみなされることがあるとされています。

本番の形(2026年度)

項目内容
試験時間120分(科目Aと科目Bを1つの試験時間の中でまとめて行う)
問題科目A 48問(四肢択一)+ 科目B 12問(多肢選択式)の60問
採点IRT(項目応答理論)で評価点を出す。評価に使うのは54問で、残りの6問は今後出題する問題を評価するためのもの
合格基準総合評価点600点以上(1,000点満点)。科目A・科目B別の基準点は無い
受験手数料7,500円(消費税込み)
受験資格無い(誰でも受けられる)
  • CBTで、1年を通して好きな日に試験会場で受けます。 試験日時と会場は申込みのときに自分で選びます。自宅で受ける試験ではありません。
  • 電卓は使えません。 メモは会場が用意するメモ用紙とボールペンを使い、メモ用紙は試験の後に回収されます。
  • 試験が終わるとすぐに、画面に成績が出ます。 合格発表は受験した月の翌月の中旬〜下旬です。もう一度受けられるのは、前回の受験日の翌日から数えて30日を超えた日からです。
  • 身体の不自由などでCBTで受けられない人向けに、筆記の特別措置試験があります。 申込みの前に特別措置の申請が要ります。2026年度は2026年11月14日と2027年3月20日で、11月14日の回の申込みの受付は2026年9月18日で終わっています。

IRTで採点するので、過去問の正答数を1,000点に換算した数字は、本番の評価点と同じではありません。 「何問正解で合格」とは決まっていない点に注意してください。合格率の推移は「情報セキュリティマネジメント試験の合格率・難易度」にまとめました。

2026年12月28日からの休止と、2027年度の新しい試験

過去問の使い方を考えるうえで、2026年度は時期の区切りに注意が要ります。

  • 試験の休止 — IPAは、システムの入れ替えのため、2026年12月28日以降の試験を休止する予定としています(試験会場によっては、それより前に休止になる場合もあります)。2026年9月1日以降に申し込む場合、選べるのは2026年12月27日までの試験日です。予約は申込日から3日目以降の空いている日しか取れず、12月27日までに受けられなくても受験手数料は返らないので、日程は早めに押さえます。2027年1月以降の試験の実施については「2026年秋頃にウェブページでお知らせいたします」としていますが、2026年10月12日の時点ではまだ告知がありません。
  • 新しい試験制度 — IPAは2027年度から新しい試験制度に移る予定で、情報セキュリティマネジメント試験は 2027年度春頃 に新しい制度で始まる予定です。新しい制度でも試験は続き、試験時間は120分、科目A 48問・科目B 12問の予定です。科目Aの出題範囲の体系と科目Bの出題範囲の一部が変わりますが、IPAは、試験で問う知識・技能の範囲そのものは変わらないとしています。
  • 新試験の材料 — 新しい制度のシラバス案(Ver.0.1)が2026年9月30日に公開されました。案なので、変わる可能性があるとされています。

つまり、2026年12月27日までに受ける人は、今の公開問題がそのまま本番の形の練習になります。 新しい制度で受ける人も、問う知識・技能の範囲は変わらないとされているので、公開問題で基礎を固め、シラバス案で変わる部分を確かめる進め方を、ぴよパスではすすめています。

何から解くか

公式の材料は、どれも量が限られています。ぴよパスでは次の順をすすめています。

  1. 公開問題の4年度分(60問)を、新しい順に解く — 実際に出題した問題で、今の試験にいちばん近い材料です。本番の1問あたりの平均は120分÷60問で2分ですが、事例を読む問題はそれより時間がかかります。古い年度ほど規格の版も古く、2023年度分には「JIS Q 27001:2014」を前提にした問題もあるので、規格や法令は今の版で確かめます。
  2. サンプル問題の60問セットを、120分で通して解く — 本番と同じ問題数と時間で通す練習ができます。時間配分(事例の12問にどれだけ残すか)を確かめます。規格や法令は2022年の版なので、答えは今の版で確かめます。なお、2023年度の公開問題の問13・問14は、このセットの問50・問54と同じ事例の文を使っています(設問は違います)。
  3. 筆記のころの午前問題で、知識を広げる — 50問ずつ8回分あり、用語や管理策の知識の確認に使えます。古い法令や規格の問題が混じります。午後問題は今の科目Bと形が違うので、事例を読む練習として使う程度にします。
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解説が無い問題の確かめ方

  1. 解答例で正誤をつける — 間違えた問題に印を付けます。
  2. シラバスで、その問題の項目を引く — 今のシラバスは Ver.4.1 です。間違えた語がどの項目に入っているかを見ると、テキストのどこを読み直せばよいかが決まります。
  3. 法令と規格は、今の版で確かめる — たとえばシラバス Ver.4.1 では「プロバイダ責任制限法」が削られ、「情報流通プラットフォーム対処法」が加わりました。古い回の法令の問題は、e-Gov法令検索で今の法令名と条文を確かめます。
  4. 解説付きで練習したいときは、市販の問題集や予想問題を併せて使う — 公式の材料には解説が無いので、解説付きで繰り返したいなら、公開問題や過去問に解説を付けた市販の問題集を使います。選び方は「情報セキュリティマネジメント試験のおすすめテキスト・問題集」にまとめました。

例題: ぴよパスの予想問題から2問

例題1(情報の特性) 加工条件のデータで、値が誤って書き換わる事故Aと、必要な時間帯にデータを開けない事故Bについて、それぞれ損なわれる情報の特性を選ぶ問題です。

答え: 事故Aは完全性、事故Bは可用性。事故Aは、データを開けるかではなく、内容が正確に保たれているかが問題なので完全性です。事故Bは、内容は正しいものの必要なときに使えないので可用性です。どちらも外部への流出は起きない条件なので、機密性の問題に置き換えないのがポイントです。 この問題を解く →

例題2(リスク対応の分類) 任意の情報提供サービスを終えるA案と、契約で事故の金銭的損失の一部を他社が負担する仕組みを使うB案を、回避・低減・共有・保有に分ける問題です。

答え: A案は回避、B案は共有。A案は、リスクの原因になるサービスそのものをやめるので回避です。B案は、サービスを続けながら、契約で定めた損失の一部を他者と分けるので共有です。B案は、事故の起こりやすさや影響そのものを小さくする対策ではなく、契約で損失の負担を他者と分ける仕組みなので、低減ではなく共有です。 この問題を解く →

ぴよパスでは、情報セキュリティマネジメント試験のオリジナル予想問題を、登録不要・無料で公開しています。今はまだ範囲が狭く、科目Bのうち「情報資産のリスク評価・対応計画」11問と「情報セキュリティの教育・訓練」6問の17問だけです。科目Aの問題と模擬試験はありません。全問に解説が付いています。

科目Bの事例の読み方は、「情報セキュリティマネジメント科目Bの読み方」の3問でも練習できます。

当サイトの問題について

ぴよパスの問題は、IPAが公開している過去の試験問題を写したものではなく、シラバスなどの公的資料をもとに独自に作った オリジナルの予想問題 です。

出典

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全 17 問の練習問題と解説は登録不要・無料 / 進捗の保存は無料登録

合格率
70.0%(令和7年度)
受験料
¥7,500
試験時間
120分(科目A・科目B合わせて)

ここまで読めたら、掲載範囲の問題を1問解いて、理解を確かめてみましょう。

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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

ぴよパス編集部 / 資格試験コンテンツ編集

担当領域: 消防設備士・危険物取扱者・電気工事士などの国家資格、普通免許・原付の学科、 簿記・FP 技能検定・IT パスポート・宅地建物取引士などの検定・資格まで103 試験の問題作成・解説執筆を担当

公的機関の公表データ・法令の条文・試験実施団体の公式情報を一次資料として参照しています。 記事と問題の作成には AI を使っています。問題はすべてオリジナルで、 自動の検査と、作成とは別の担当による反証 (事実と出典を選択肢ごとに確かめる) を通してから公開しています。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。 試験の最新情報 (日程・受験料・合格基準等) は各試験実施団体の公式サイトで必ずご確認ください。 記事中に誤りを発見された場合は お問い合わせフォーム よりご指摘ください。

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