キャリアコンサルタント試験の学科試験は、四肢択一のマークシートで50問・100分。100点満点(1問2点)で70点以上、つまり50問中35問以上の正解が合格です。分野ごとの足切りはありません。
学科は、キャリアコンサルティング協議会と日本キャリア開発協会(JCDA)の2つの登録試験機関が、同じ日に共通の問題で実施します。ぴよパスでは、学科の出題範囲にそって独自に作った練習問題150問を、10分野に分けて無料で解けます。この記事では、分野の一覧と、7割の線を越えるための練習の進め方をまとめます。
結論: 分野ごとに理解し、最後に50問・100分で7割を確かめる
- 合格基準は 100点満点で70点以上(35問以上)。分野ごとの足切りは無い。
- 練習問題は 10分野・150問。どの問題も、正解の理由と誤りの選択肢の理由を解説している。
- 落としやすいのは 理論家と理論の組み合わせ と 法令の数字・要件。似た名前を並べて覚え分ける。
- 仕上げは 学科と同じ50問・100分の模試(Premium の機能)。35問の線と、分野ごとの正答率を確かめる。
- 次に申し込めるのは 第34回(学科は2027年3月7日)。申請期間は機関で違い、協議会は 2026年12月11日〜22日、JCDAは 2026年12月9日〜23日。
学科試験の形
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施 | キャリアコンサルティング協議会・日本キャリア開発協会(JCDA)。学科は同じ日に共通の問題 |
| 出題形式 | 四肢択一のマークシート |
| 問題数・時間 | 50問・100分(1問あたり2分) |
| 合格基準 | 100点満点(2点×50問)で70点以上 |
| 受験料 | 8,900円(税込) |
| 合格率 | 54.6%(第32回・協議会の実施分。受験者2,872人・合格者1,568人。JCDAの実施分は含まない) |
| 次の試験 | 第34回: 学科は2027年3月7日(日) |
学科と実技(論述・面接)は別々に受けられ、片方だけ合格した場合は次回以降その試験が免除されます。申請の窓口と期間は機関ごとに違うので、申し込む機関の案内で確かめてください。
練習問題の分野 — 10分野150問
| 分野 | 問題数 |
|---|---|
| キャリアコンサルティングの社会的意義 | 9問 |
| キャリアに関する理論 | 21問 |
| カウンセリング理論とグループアプローチ | 15問 |
| 職業能力開発とジョブ・カード | 15問 |
| 企業のキャリア形成支援と労働市場 | 18問 |
| 労働関係法令と社会保障制度 | 12問 |
| 学校教育制度とキャリア教育 | 9問 |
| メンタルヘルスと個人の多様な特性 | 12問 |
| 相談過程の技能(自己理解・アセスメント〜相談の終結) | 27問 |
| キャリアコンサルタントの倫理と行動 | 12問 |
分野は、公式の出題範囲(試験科目及びその範囲並びにその細目)の区分にそって分けています。問題は本試験の写しではなく、法令の条文と厚生労働省・文部科学省などの公的資料にもとづいて独自に作った予想問題です。法令の問題は、公式の法令基準日(2026年4月1日に施行されている法令)で作っています。
練習の進め方
- キャリアに関する理論から始める — スーパー(ライフ・キャリア・レインボー)、ホランド(六角形モデル)、シャイン(キャリア・アンカー)、クランボルツ(プランド・ハップンスタンス理論)、シュロスバーグ(4S)、サヴィカス(キャリア構築理論)など。出題範囲はこの区分を「詳細」なレベルの知識としています。誤りの肢は、別の理論家の用語を入れ替えた文 が多いので、間違えたら「どの語が誰のものか」を解説で確かめる。
- カウンセリング理論と相談過程を続けて解く — 来談者中心療法・交流分析・解決志向アプローチなどの理論と、ラポールの形成・アセスメント・方策の実行・相談の終結までの相談過程。理論の名前と、相談の場面での振る舞いを結び付けて覚える。
- 法令・制度は数字と要件で解く — 無期転換、育児・介護休業法、高年齢者雇用安定法、パートタイム・有期雇用労働法、労働者派遣法など。「何年」「何歳」「努力義務か義務か」を入れ替えた肢で落とすので、解説の条文の要件まで読む。
- 正答率の低い分野に戻る — 分野ごとの足切りはありませんが、得点の源は分野の積み上げです。正答率の低い分野から解き直します。
統計や白書(労働経済の分析など)の問題は、問題文に何年の資料かを書いています。公式の案内は、時事的な問題は法令基準日にかかわらず出題される可能性があるとしているので、受験の前に最新の版も確かめてください。
公表されている問題との使い分け
協議会とJCDAは、直近3回分の学科の問題と正答を公開しています(著作権は両機関に帰属)。本番の文の長さや肢の形を知るには、まず公表問題を一度解いてみるのが確実です。ぴよパスの練習問題は、公表問題の写しではなく、分野ごとに数をこなし、全部の肢の理由を解説で確かめる ための問題です。
仕上げは50問・100分の模試で
分野ごとの練習では、50問を100分で解き切る時間の感覚 と、分野を混ぜたときにどこで落とすか が分かりません。ぴよパスのキャリコン学科の模試は、次の形で作っています。
| 項目 | 模試の形 |
|---|---|
| 問題数・時間 | 50問・100分(学科と同じ) |
| 出題 | 10分野から配分して出題(分野ごとの出題数は公表されていないので、配分はぴよパスの設定) |
| 目安 | 50問中35問以上(70%)。結果には分野ごとの正答率も出る |
本試験の分野の配分は公表されていないため、模試の結果は本試験の合否を判定するものではありません。7割の線にどれだけ余裕があるか、どの分野で点を落としているかを見るための練習です。
模試は Premium の機能です。分野ごとの練習を一回りした後に1回、正答率の低い分野を解き直した後にもう1回通すと、伸びが分かります。
まとめ
- キャリコン学科は四肢択一50問・100分。100点満点で70点以上(35問以上)が合格。分野の足切りは無い。
- 練習問題150問を10分野に分けて無料で解ける。理論家と理論の組み合わせ、法令の数字と要件で落としやすい。
- 公表問題で本番の形を知り、ぴよパスの練習問題で分野ごとに数をこなす。
- 仕上げは50問・100分の模試で、35問の線と分野ごとの正答率を確かめる。
- 第34回の学科は2027年3月7日。申請は協議会が2026年12月11日〜22日、JCDAが12月9日〜23日。
出典
- キャリアコンサルティング協議会「受験概要」(試験の形式・合格基準・受験料): https://www.career-shiken.org/about/
- キャリアコンサルティング協議会「試験日程」(第34回の日程・申請期間): https://www.career-shiken.org/about/schedule/
- 日本キャリア開発協会「試験要項」: https://www.jcda-careerex.org/about/requirements/
- 日本キャリア開発協会「試験日程」(第34回の申請期間): https://www.jcda-careerex.org/about/schedule/
- キャリアコンサルティング協議会「第32回キャリアコンサルタント試験 試験結果」: https://www.career-shiken.org/wordpress/wp-content/uploads/402026CC32Results202608206463526284.pdf
- キャリアコンサルティング協議会「過去問題/学習情報」(公表問題・著作権): https://www.career-shiken.org/about/learninfo/
- キャリアコンサルティング協議会「キャリアコンサルタント試験の試験科目及びその範囲並びにその細目」: https://www.career-shiken.org/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/past-03.pdf


