公害防止管理者 (水質関係) 水質概論 練習問題 第30問: 化学物質の生物濃縮に関する記述として、正しいものはどれか。
水質概論
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第30問
化学物質の生物濃縮に関する記述として、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. BCFが5,000とは、生物体内の濃度が周辺水中の濃度の5,000倍であることを示す。
「BCFが5,000とは、生物体内の濃度が周辺水中の濃度の5,000倍であることを示す」が正しい記述です。環境省の POPs パンフレットの用語解説は、生物濃縮係数(BCF)を、化学物質の曝露を受けた水生生物の体内の濃度を周辺水中の濃度で割った値とし、BCF が5,000であれば生物体内で5,000倍に濃縮されていることを示すと説明しています。
同じ用語解説によると、POPs 条約における BCF の選別基準は5,000以上で、500以上ではありません。また、Log Kow は生物蓄積性の可能性を示す値で、実験で求める BCF の方がより正確な測定値なので、可能であれば BCF を採用するとしています。
生物濃縮では、植物プランクトンより、それを食べる小魚の方が体内の濃度は高くなります。オクタノール/水分配係数は値が大きいほど油脂に溶けやすく生物体内に蓄積しやすいので、「小さいほど蓄積しやすい」も誤りです。
PCB のように分解されにくく油に溶けやすい物質が、食物連鎖の上位ほど高濃度になる点もあわせて押さえましょう。
関連キーワード: 生物濃縮・生物濃縮係数・POPs条約・Log Kow・食物連鎖
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