公害防止管理者 (水質関係) 汚水処理特論 練習問題 第60問: 活性汚泥処理の最終沈殿池で、いったん沈殿した汚泥が塊になって浮き上がる現象に関する記述として、誤っているものはどれか。
汚水処理特論
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第60問
活性汚泥処理の最終沈殿池で、いったん沈殿した汚泥が塊になって浮き上がる現象に関する記述として、誤っているものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 汚泥の引抜きを遅らせて池底に長くためておくと、この浮上の現象を防ぐことができる。
「汚泥の引抜きを遅らせて池底に長くためておくと、この浮上の現象を防ぐことができる」が誤りです。最終沈殿池の汚泥の浮上は、沈殿した汚泥が池底に長くとどまって酸素がなくなり、汚泥の周りの硝酸性窒素が脱窒されて窒素ガスの気泡が生じ、その気泡が汚泥の塊を持ち上げることで起こります。
したがって対策は逆で、返送汚泥の量を増やすなどして汚泥を早めに引き抜き、池内の滞留を短くします。硝化が進んで硝酸性窒素が多い混合液ほど脱窒の材料が多く、起こりやすくなります。
水温が高いと脱窒の反応が速まるので、夏季に起こりやすくなります。放線菌などによる発泡 (スカム) は曝気槽の水面に生じる別の現象で、原因も対策も異なります。
浮き上がった汚泥が越流すれば、処理水の SS が上がります。国土交通省の段階的高度処理のガイドライン (案) も、運転管理の留意事項に汚泥の浮上を挙げています。
池の水面に気泡を伴う汚泥の塊が見えたら、まず引抜きと返送の量を確かめましょう。
関連キーワード: 最終沈殿池・汚泥の浮上・脱窒・返送汚泥
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