公害防止管理者 (水質関係) 汚水処理特論 練習問題 第57問: メタン発酵による嫌気性処理の運転管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
汚水処理特論
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第57問
メタン発酵による嫌気性処理の運転管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 揮発性脂肪酸がたまると pH が下がるので、pH とアルカリ度を監視して異常に備える。
「揮発性脂肪酸がたまると pH が下がるので、pH とアルカリ度を監視して異常に備える」が適切です。メタン発酵では、酸生成菌が有機物を酢酸などの揮発性脂肪酸に分解し、メタン生成菌がそれをメタンと二酸化炭素に変えます。
メタン生成菌は増殖が遅く pH の変化に弱いので、負荷が急に増えると酸が消費しきれずにたまり、pH が下がってさらにメタン生成が止まる悪循環に陥ります。アルカリ度は酸を中和する余力を示すので、pH とあわせて監視します。
メタン生成菌が酸生成菌より増殖が速いという記述は逆です。硫酸塩を多く含む排水では、硫酸塩還元菌が有機物を使って硫化水素を生じるので、メタンの発生量はむしろ減ります。
アンモニアは高い濃度になるとメタン生成を阻害します。負荷を上げすぎて不調になると、メタン生成が先に落ちるので、ガス中のメタンの割合は下がり、二酸化炭素の割合が上がります。
負荷は段階的に上げ、ガスの発生量と組成もあわせて見ましょう。
関連キーワード: 嫌気性処理・メタン発酵・揮発性脂肪酸・アルカリ度
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