公害防止管理者 (水質関係) 汚水処理特論 練習問題 第55問: 既存の反応タンクを嫌気槽と好気槽に分けて生物学的にりんを除去するときの運転条件と留意事項に関する記述として、最も適切なものはどれか。
汚水処理特論
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第55問
既存の反応タンクを嫌気槽と好気槽に分けて生物学的にりんを除去するときの運転条件と留意事項に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 嫌気槽を微曝気で攪拌するときは、りん放出に必要な HRT が確保できるかを検討する。
最も適切なのは、嫌気槽を微曝気で攪拌するときにりん放出に必要な HRT を確保できるかを検討するとした記述である。国土交通省の段階的高度処理の普及ガイドライン(案)(平成27年) は、主にりん除去を行う場合の検討事項として、攪拌機が微曝気の場合に嫌気槽の攪拌の状態を踏まえてりん放出に必要な HRT の確保を検討すること、好気槽でりんの過剰摂取に必要な HRT の確保を検討することを挙げている。
過剰摂取は好気槽で起こるので、その HRT を嫌気槽の側で検討するのは誤りである。窒素とりんを同時に除く場合は好気条件における硝化反応とりん除去のバランスを検討するとしており、硝化は酸素を要する反応で嫌気条件では進まない。
りんは汚泥に取り込ませ、その汚泥を余剰汚泥として引き抜くことで系外へ除くので、汚泥を系内にとどめても除去量は増えない。国土技術政策総合研究所の資料は、嫌気性消化で可溶化が進むと窒素・りん濃度の高い脱水分離液が生じ、返流水として水処理へ戻されることを示しており、返流水はりんの負荷にもなる。
関連キーワード: 生物学的りん除去・嫌気槽・水理学的滞留時間・返流水
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