公害防止管理者 (水質関係) 汚水処理特論 練習問題 第53問: 循環式硝化脱窒法を、返送汚泥比 0.5、硝化液循環比 1.5 (いずれも流入水量に対する比) で運転している。返送汚泥と硝化液は、いずれも無酸素槽に戻す。流入し
循環式硝化脱窒法を、返送汚泥比 0.5、硝化液循環比 1.5 (いずれも流入水量に対する比) で運転している。返送汚泥と硝化液は、いずれも無酸素槽に戻す。流入した窒素はすべて好気槽で硝酸性窒素に硝化され、無酸素槽に戻った硝酸性窒素はすべて脱窒されるとし、返送汚泥と循環液の硝酸性窒素の濃度は処理水と同じ、汚泥への取り込みは無視する。理論上の窒素除去率に最も近いものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 67 %
理論上の窒素除去率は約 67 % である。流入水量を 1 とすると、好気槽を出る水量は流入水 1 + 返送汚泥 0.5 + 硝化液循環 1.5 = 3 である。
流入した窒素はすべて好気槽で硝酸性窒素になり、好気槽を出る水の硝酸性窒素の濃度はどの流れでも同じなので、そのうち 0.5 + 1.5 = 2 の水量分が無酸素槽へ戻って脱窒され、1 の水量分だけが処理水として出る。よって除去率 = (0.5 + 1.5) ÷ (1 + 0.5 + 1.5) = 2 ÷ 3 ≒ 67 % となる。
「60 %」は返送汚泥を無視して 1.5 ÷ (1 + 1.5) とした値、「50 %」は分子に硝化液循環だけを入れた 1.5 ÷ 3 の値、「33 %」は除去されずに処理水へ残る割合 1 ÷ 3、「75 %」は戻る水量のうち硝化液循環が占める割合 1.5 ÷ (0.5 + 1.5) と取り違えた値である。実際には無酸素槽に持ち込まれる溶存酸素や有機物の不足で除去率はこれより下がり、循環比を大きくするほど除去率の伸びは小さくなる。
関連キーワード: 循環式硝化脱窒法・硝化液循環比・返送汚泥比・窒素除去率
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