公害防止管理者 (水質関係) 汚水処理特論 練習問題 第50問: 下水処理場で、既存の反応タンクを無酸素槽と好気槽に分けて生物学的に窒素を除去するときの運転条件に関する記述として、誤っているものはどれか。
汚水処理特論
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第50問
下水処理場で、既存の反応タンクを無酸素槽と好気槽に分けて生物学的に窒素を除去するときの運転条件に関する記述として、誤っているものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 硝化細菌の濃度保持に必要な汚泥滞留時間は、好気槽ではなく反応タンク全体の汚泥量で求めた SRT で検討する。
誤っているのは、硝化細菌の濃度保持を反応タンク全体の汚泥量で求めた SRT で検討するとした記述である。国土交通省の段階的高度処理の普及ガイドライン(案)(平成27年) は、主に窒素除去を行う場合の検討事項として、好気槽での硝化反応を進めるため、硝化細菌の濃度保持に必要な ASRT (好気槽の汚泥量で求めた汚泥滞留時間) の確保を挙げている。
硝化は好気槽で進むので、無酸素槽の汚泥まで含めた SRT で評価すると、硝化に使える時間を長く見積もってしまう。同じガイドラインは、無酸素槽を微曝気で攪拌するときは攪拌の状態を踏まえて脱窒に必要な HRT の確保を検討すること、返送汚泥ポンプを使うときは硝化液を無酸素槽へ供給するための汚泥返送比を検討することも挙げている。
SRT は系内の汚泥量を 1 日に系外へ出ていく汚泥量で割った値なので、汚泥量が同じなら余剰汚泥の引抜きを増やすほど短くなる。運転では余剰汚泥の引抜き量で ASRT を調整する。
関連キーワード: ASRT・SRT・硝化・段階的高度処理
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