公害防止管理者 (水質関係) 汚水処理特論 練習問題 第48問: 活性汚泥法の曝気槽の MLSS を 3,000 mg/L に保っている。最終沈殿池から曝気槽へ返送する汚泥の SS 濃度が 9,000 mg/L のとき、返送汚
活性汚泥法の曝気槽の MLSS を 3,000 mg/L に保っている。最終沈殿池から曝気槽へ返送する汚泥の SS 濃度が 9,000 mg/L のとき、返送汚泥比 (返送汚泥量 ÷ 流入水量) として正しいものはどれか。ただし、流入水の SS と曝気槽内での汚泥の増殖は無視する。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 0.5
返送汚泥比は 0.5 である。曝気槽の汚泥について物質収支をとる。
流入水量を Q、返送汚泥比を R とすると、曝気槽に入る汚泥は返送汚泥が運ぶ R × Q × 9,000 だけ (流入水の SS は 0) であり、曝気槽から最終沈殿池へ出ていく汚泥は (1 + R) × Q × 3,000 である。増殖を無視するので両者は等しく、9,000R = 3,000 + 3,000R、6,000R = 3,000、R = 0.5 となる。
式にまとめると R = MLSS ÷ (返送汚泥の SS − MLSS) = 3,000 ÷ 6,000 である。「0.33」は 3,000 ÷ 9,000、「3.0」は 9,000 ÷ 3,000、「0.67」は (9,000 − 3,000) ÷ 9,000 の値で、いずれも曝気槽を出る水量が流入水と返送汚泥の和になることを式に入れていない。
「2.0」は正しい式の分子と分母を逆にした 6,000 ÷ 3,000 である。返送汚泥の濃度は最終沈殿池での汚泥の沈みやすさで変わり、沈降性が悪くなると同じ MLSS を保つのにより大きな返送汚泥比が要る。
関連キーワード: 返送汚泥比・MLSS・物質収支・最終沈殿池
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