公害防止管理者 (水質関係) 汚水処理特論 練習問題 第42問: 下水汚泥の嫌気性消化に関する記述として、誤っているものはどれか。
汚水処理特論
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第42問
下水汚泥の嫌気性消化に関する記述として、誤っているものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 消化を導入すると、返流水の窒素で水処理の一酸化二窒素が増え、処理場全体の温室効果ガスも増える。
嫌気性消化を導入すると処理場全体の温室効果ガス排出量が増える、という記述が誤り。国土技術政策総合研究所の試算 (国総研資料第950号) では、消化の脱水分離液を含む返流水の窒素で反応槽に流入する窒素の量が増え、水処理からの一酸化二窒素の排出量は約 10% 増えるが、汚泥処理での排出が減るため、全体では消化を導入した方が約 35% (CO2 換算) 削減されると示された。
消化には 35℃前後の中温消化と 55℃前後の高温消化があり、高温の方が反応が速い。消化ガスはメタンと二酸化炭素が主成分で、ボイラーの燃料や発電に使える。
同資料は、消化で余剰汚泥中の有機物の 40〜60% をエネルギーとして回収できるとしており、分解された分だけ汚泥の量は減る。一方、消化槽で汚泥の可溶化が進むため、脱水分離液は窒素とりんの濃度が高く、返流すると水処理の負荷になる。
返流水の管理も含めて消化の効果を評価する。
関連キーワード: 嫌気性消化・消化ガス・返流水・温室効果ガス
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