公害防止管理者 (水質関係) 汚水処理特論 練習問題 第38問: 重金属を含む排水の処理に用いるキレート樹脂に関する記述として、正しいものはどれか。
汚水処理特論
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第38問
重金属を含む排水の処理に用いるキレート樹脂に関する記述として、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. イミノ二酢酸型のキレート樹脂は、ナトリウムやカルシウムが共存しても重金属イオンを選択的に捕捉する。
イミノ二酢酸型のキレート樹脂は、ナトリウムやカルシウムが共存しても重金属イオンを選択的に捕捉する、という記述が正しい。官能基が重金属イオンと環状の錯体 (キレート) を作って結合するため、アルカリ金属やアルカリ土類金属のイオンより重金属イオンを強く捕捉し、塩類の多い排水でも低い濃度まで除去できる。
再生は塩酸や硫酸などの酸で重金属を溶離して行い、水酸化ナトリウム溶液で溶離するのではない (酸で溶離した後に水酸化ナトリウムで Na 形に戻すことはある)。酸で溶離できるのは、強い酸性では水素イオンが官能基を占めて錯体ができにくくなるからで、pH 1 程度の排水では中性付近のようには捕捉できない。
交換できる量に限りがあるため、高濃度の排水は先に水酸化物の凝集沈殿などで大部分を除き、キレート樹脂はその後の仕上げに使う。シアンや EDTA と安定な錯体を作った重金属は樹脂に移りにくいので、先に錯体を分解する処理が要る。
関連キーワード: キレート樹脂・重金属・選択性・再生
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