公害防止管理者 (水質関係) 汚水処理特論 練習問題 第37問: 凝集沈殿によって排水中のりんを除去する方法に関する記述として、誤っているものはどれか。
汚水処理特論
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第37問
凝集沈殿によって排水中のりんを除去する方法に関する記述として、誤っているものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 石灰を用いる方法では、pH を 7 程度の中性に保つと、ヒドロキシアパタイトなどのりん酸カルシウムが速やかに沈殿する。
石灰で pH を 7 程度の中性に保つとりん酸カルシウムが速やかに沈殿する、という記述が誤り。石灰 (カルシウム) によるりんの除去は、pH を 10 程度以上の高いアルカリ性にして、ヒドロキシアパタイト Ca5(PO4)3OH などのりん酸カルシウムとして沈殿させる。
中性付近では沈殿の生成が遅く、りんを十分に除けない。処理水の pH が高くなるので、放流の前に中和が要る。
アルミニウム塩や鉄塩は、りん酸イオンと AlPO4・FePO4 のような難溶性の塩を作るので、凝集沈殿で除去できる。注入量は理論上りん 1 mol に対して金属 1 mol だが、水酸化物の生成などにも消費されるため、実際にはそれより多く要する。
凝集剤を加えると、りん酸塩や金属水酸化物の分だけ汚泥が増える。国土交通省の段階的高度処理のガイドライン (平成27年) も、生物学的りん除去などの補完的設備として凝集剤添加設備を挙げている。
関連キーワード: りん除去・凝集沈殿・石灰・ヒドロキシアパタイト
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