技術士 第一次試験 専門科目 建設部門 鋼構造・コンクリート 練習問題 第5問: 長さ8 mの鋼棒の両端を、伸び縮みできないように剛な壁に固定した。この状態で鋼棒の温度が一様に25 ℃上昇したとき、鋼棒に生じる軸方向の応力として最も近いものは
長さ8 mの鋼棒の両端を、伸び縮みできないように剛な壁に固定した。この状態で鋼棒の温度が一様に25 ℃上昇したとき、鋼棒に生じる軸方向の応力として最も近いものはどれか。ただし、鋼の線膨張係数は1.2×10⁻⁵ /℃、ヤング係数は2.0×10⁵ N/mm²とし、座屈は生じないものとする。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 圧縮応力 60 N/mm²
生じる応力は圧縮で約60 N/mm²です。OpenStax University Physics Volume 2 §1.3(Thermal Stress)は、伸び縮みを拘束した物体の温度を変えると、拘束がなければ伸びるはずの場合には圧縮の応力が生じるとし、自由に伸びる量を弾性の変形で押し戻すと考えて、応力=ヤング係数×線膨張係数×温度差(長さは消える)を導いています。
応力とひずみの関係は同Volume 1 §12.3の σ=E·ε です。
自由な伸び ΔL=1.2×10⁻⁵×25×8000=2.4 mm
ε=2.4÷8000=3.0×10⁻⁴
σ=2.0×10⁵×3.0×10⁻⁴=60 N/mm²
式に直接入れても 2.0×10⁵×1.2×10⁻⁵×25=60 N/mm² で一致します。温度が上がって伸びようとする鋼棒を壁が押し返すので、向きは圧縮です。
「引張応力 60」は向きの取り違え、「圧縮応力 480」は長さ8を余分に掛けた値、「引張応力 715」は温度差の代わりに絶対温度298 Kを使った値、「引張応力 2.4」は伸び(mm)を応力と取り違えた値です。
関連キーワード: 温度応力・線膨張係数・拘束・ヤング係数・ひずみ
模試 (30問)
この問題が解けたら、本試験はどうですか?本番形式で、ほかの科目もまとめて確かめる
本番形式の模擬試験で実力チェックPremium (月980円)Premium (ご利用中)制限時間 2時間