技術士 第一次試験 専門科目 建設部門 土質及び基礎 練習問題 第6問: 高さ H = 4.0 m の鉛直な擁壁が、地表面が水平な乾いた砂(粘着力 0、内部摩擦角 φ = 34°、単位体積重量 γ = 19 kN/m³)を支えている。
高さ H = 4.0 m の鉛直な擁壁が、地表面が水平な乾いた砂(粘着力 0、内部摩擦角 φ = 34°、単位体積重量 γ = 19 kN/m³)を支えている。壁面の摩擦を無視してランキンの主働土圧で考えるとき、壁の奥行き 1 m 当たりの主働土圧の合力 Pa に最も近い値はどれか。ただし、tan 28° = 0.532、sin 34° = 0.559 とする。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 43.0 kN/m
「43.0 kN/m」が最も近い値です。FHWA NHI-06-089 10.2.2 は、鉛直な壁・水平な地表・壁面摩擦なしの場合の主働土圧係数を Ka = (1 − sinφ′)/(1 + sinφ′) = tan²(45° − φ′/2) としています。
土圧は三角形分布なので、合力は Pa = ½·Ka·γ·H² で、壁の下端から H/3 の高さに働きます(同書 10章の計算例)。
tan² で求めると Ka = 0.532² ≒ 0.283、sin で求めると Ka = (1 − 0.559)/(1 + 0.559) = 0.441/1.559 ≒ 0.283 で一致します。
Pa = ½ × 0.283 × 19 × 4.0² = 0.5 × 0.283 × 304 ≒ 43.0 kN/m です。
「86.0」は ½ を落とした値、「537」は受働土圧係数 Kp = 1/Ka ≒ 3.53 を使った値、「10.8」は H を2乗しなかった値、「5.74」は φ/2 を φ として tan²(45° − 34°) を使った値です。
関連キーワード: ランキン土圧・主働土圧係数・擁壁・土圧の合力
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