G検定(ジェネラリスト検定) AI倫理・AIガバナンス 練習問題 第30問: 差分プライバシー(Differential Privacy)の説明として、最も適切なものはどれか。
差分プライバシー(Differential Privacy)の説明として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. ある1人のデータが含まれるかどうかで出力の確率分布がほとんど変わらないことを求める定義で、εが小さいほど保護は強い。
肢3が正解です。DworkとRothの『The Algorithmic Foundations of Differential Privacy』は、差分プライバシーを、1人のデータの有無だけが異なる2つのデータベースに対して、仕組みの出力がほぼ同じ確率で生じることを求める定義とし、その近さをパラメータεで表しています。
εが小さいほど保護は強く、そのぶん回答の精度は下がります。これを満たす代表的な仕組みに、出力にノイズを加えるラプラス機構があります。
肢2はεの向きが逆です。
肢1は誤りで、同書は、調査の結論から個人の属性が推測できても差分プライバシーの違反ではなく、その結論は本人が参加していなくてもほぼ同じ確率で得られるとしています。肢4も誤りで、複数の仕組みを組み合わせるとεが足し合わされ、損失は積み重なります。
「参加したことが結果をほとんど変えない」という約束だと押さえましょう。
関連キーワード: 差分プライバシー・プライバシー・ノイズ・プライバシー保護技術
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