生成AIパスポートは、一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が行うオンライン(IBT方式)の試験です。60問を60分で解きます。勉強方法は、受ける回のシラバスを決め、公式テキストで範囲を一通り読み、問題で確かめ、最後に60問を60分で通して解く 順番がいちばん無駄が少なくなります。
この記事では、GUGAの試験概要(2026年10月20日に確認)をもとに、受ける回の決め方、2027年2月試験から変わるシラバス、勉強の4つのステップ、試験中にしてはいけないことを整理します。
まず、受ける回とシラバスを決める
試験は年5回(2月・4月・6月・8月・10月)です。2026年10月試験までと、2027年2月試験からで、出題範囲のシラバスが変わります。
| 回 | 申込 | 受験期間 | シラバス |
|---|---|---|---|
| 2026年10月試験 | 終了 | 2026年10月1日〜10月31日 | 旧シラバス(最後の回) |
| 2027年2月試験 | 2026年10月1日〜2027年1月31日 | 2027年2月1日〜2月28日 | 新シラバス(最初の回) |
これから勉強を始める人は、ほとんどが2027年2月試験以降になります。新シラバスと、それに対応した版の公式テキストを使う のが前提です。GUGAの試験概要では、公式テキストは翔泳社から販売される「2027年試験シラバス対応」の版(2,090円・税込)で、2026年10月20日の時点では予約受付中です。
新シラバスの章立ては次のとおりです。
| 章 | 新シラバス(2027年2月試験から) |
|---|---|
| 第1章 | AIの基礎と歴史 |
| 第2章 | 生成AI |
| 第3章 | AIエージェント |
| 第4章 | 生成AIのリスク予防・AI倫理・ガバナンス |
| 第5章 | 生成AIの実践と活用事例 |
GUGAは改訂の柱として、AIエージェントの内容の拡充と章立ての再編、リスク予防・AI倫理・ガバナンスの大幅な拡充、業務別・業種別の活用からAIの出力の評価・検証までを挙げています。旧シラバスの教材だけで準備すると、第3章・第4章と、第5章の業務別・業種別の活用が手薄になります。過去の試験問題が公開されていないことと、公式の例題については「生成AIパスポートの過去問はある?」にまとめています。
試験の形 — 60問・60分・オンライン
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験方法 | オンライン(IBT方式)。パソコン・スマートフォン・タブレットで受ける |
| 試験時間 | 60分 |
| 問題数 | 60問 |
| 出題形式 | 四肢択一式(一部複数選択を含む) |
| 受験料(税込) | 一般 11,000円・学生 5,500円 |
| 合格基準 | 公表されていない |
| 結果 | 受験期間の終了後1か月以内に会員ページで知らせる(FAQでは試験実施月の翌月中旬、20日ごろまでが目安) |
60問を60分なので、1問1分 のペースです。受験を始めると途中で止められず、時間を過ぎると自動で終わります。合格率は直近の5回とも8割前後でした(2026年8月試験は81.21%)。基準が公表されていないので、「何点取れば合格」とは言えません。どの章も取りこぼさないことを目標にします。
勉強の4つのステップ
1. シラバスの章立てとキーワードを眺める
シラバスには、章ごとに学習目標・学習項目・詳細キーワードが並んでいます。最初に全体を眺めて、知っている語と知らない語を分けておくと、テキストを読む速さが変わります。
2. 公式テキストを1周する
受ける回に合った版の公式テキストを、最初から最後まで1回読みます。1回目は細部を覚えようとせず、各章で「何の話か」をつかむことを優先します。AIエージェント・MCP・RAGのように関係の深い仕組みは、違いを一文で言えるかを確かめながら読みます。
3. 問題で確かめる
公式の練習の材料は、試験概要にあるサンプル問題(例題3問)などです。量が足りないので、章ごとの予想問題で数をこなします。間違えた問題は、テキストのその章に戻って確かめます。3問のうち2問が「不適切なもの」を選ぶ問いで、本番には複数選択の問題もあるので、問題文が「1つ」を選ばせるのか、いくつ選ばせるのかを読む癖をつけます。
4. 60問を60分で通して解く
最後に、60問を60分で解き切る練習をします。途中で止められない試験なので、1問に2分以上かけない、迷った問題に時間をかけすぎず先に進む、を体で覚えておきます。受験中は筆記具もメモのアプリも使えないので、計算や整理を紙に書く前提で練習しないでください。
試験中にしてはいけないこと
自宅で受けるオンライン試験でも、調べながら解くことはできません。GUGAの試験概要は、次のような行為を禁止しています。
- 試験問題を外部のAIツールや検索サービスに送って、解答を得る
- 画像検索やOCR解析を使う
- 別の端末でAIを使ったり、検索したりする
- 試験に関係しないアプリ(チャット・検索・画像解析・メモなど)を使う
- 机の上や周りに筆記具を置く(受験環境の条件は「筆記具禁止」)
違反と判断された場合は、試験が無効(失格)となることがあります。試験の内容を記録したり、試験の後にSNSや掲示板へ投稿したりすることも禁止です(詳しくは過去問の記事)。勉強の段階で、テキストを見ずに説明できる状態にしておく必要があります。
ぴよパスの練習問題の使い方
ぴよパスでは、生成AIパスポートのオリジナル予想問題を5つのカテゴリに分けて、登録不要・無料で公開しています。全問が四肢択一で、解説が付いています。カテゴリは旧シラバスの5章に合わせて作ったものなので、新シラバスの章との対応の目安を書いておきます(対応はぴよパスの見立てです)。
| ぴよパスのカテゴリ | 新シラバスで近い章 |
|---|---|
| AIの基礎(36問) | 第1章 AIの基礎と歴史 |
| 生成AIの仕組みと歴史(36問) | 第1章・第2章 |
| 現在の生成AIの動向(30問) | 第2章・第3章 AIエージェント(RAG・AIエージェント・MCP) |
| 情報リテラシー・法務・AI社会原則(42問) | 第4章 生成AIのリスク予防・AI倫理・ガバナンス |
| LLM・プロンプト実践(36問) | 第5章 生成AIの実践と活用事例(LLMの基礎・生成パラメータの問題は第2章) |
新シラバスで大きく広がる第3章・第4章と、第5章の業務別・業種別の活用(クリエイティブ制作・データ分析・開発など)は、ぴよパスの問題だけでは足りません。新しい版の公式テキストで補ってください。最初は各カテゴリを5問ずつ解いて弱いところを見つけ、そのカテゴリから解き進める使い方は「生成AIパスポートの練習問題の使い方」にまとめています。60問を60分で解く模擬試験は Premium(月980円)の機能です。複数選択の問題は含まず、本試験の合否を判定するものではありません。
まとめ
- これから受けるなら2027年2月試験(申込は2027年1月31日まで)。新シラバスと、それに対応した版の公式テキストを使う。
- 試験は60問・60分・オンライン。合格基準は公表されていない。
- 進め方は、シラバスを眺める → 公式テキストを1周 → 問題で確かめる → 60問を60分で通す。
- オンラインでも、AIや検索で調べながら解くことは禁止。
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出典
- 一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)「生成AIパスポート 試験概要」(試験時間・問題数・出題形式・受験方法・受験料・年間の実施月・2027年2月試験の申込と受験期間・シラバスの適用・公式テキスト・禁止事項・結果の公開)
- GUGA「生成AIパスポート試験シラバス(2027年2月試験より適用)」(章立て)
- GUGA「生成AIパスポート、2027年試験のシラバスを大幅改訂。改訂版公式テキストの予約販売および資格更新テストの受講申込受付を開始」(2026年10月1日。改訂の柱)
- GUGA「生成AIパスポート試験 サンプル問題」(PDF)・「よくあるご質問」(合格基準・一時停止)
- GUGA の試験結果のお知らせ(合格率): 2025年10月試験・2026年2月試験・4月試験・6月試験・8月試験
2026年10月20日にGUGAのページで確かめました。
※ ぴよパスは生成AI活用普及協会とは関係のない学習サイトです。試験名は試験を特定するために使っています。








