DCプランナー2級(企業年金総合プランナー) 資産運用の理論と運用状況の把握 練習問題 第4問: 標準偏差が年6%の資産Aと年8%の資産Bに半分ずつ投資するポートフォリオについて、2資産の相関係数と分散投資の効果に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれ
標準偏差が年6%の資産Aと年8%の資産Bに半分ずつ投資するポートフォリオについて、2資産の相関係数と分散投資の効果に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 相関係数が0のとき、ポートフォリオの標準偏差は年4%で、2資産の標準偏差の加重平均7%より3%小さい。
「相関係数が0のとき、ポートフォリオの標準偏差は年4%」とする記述が不適切です。2資産のポートフォリオの分散は、w₁²σ₁²+w₂²σ₂²+2w₁w₂ρσ₁σ₂(wは組入比率、σは標準偏差、ρは相関係数)で求めます。
半分ずつなら0.25×36+0.25×64+2×0.25×ρ×6×8=25+24ρとなり、ρ=0では分散25、標準偏差は√25=5%です。加重平均(0.5×6+0.5×8=7%)より2%小さく、4%ではありません。
ほかの記述は適切です。ρ=+1では分散49で標準偏差7%となり加重平均と等しく、分散投資によるリスクの低減は生じません。
ρ=−1では分散1で標準偏差1%となり、全く逆の値動きをする2資産でも、半分ずつの組入れで標準偏差が異なるため、リスクは0になりません。また、期待リターンは相関係数にかかわらず各資産の期待リターンの加重平均となり、値動きの異なる資産を組み合わせると、リスクだけを平均より小さくできます。
相関係数は−1から+1の範囲の値をとり、相関係数が低い資産どうしを組み合わせるほど、価格変動リスクを効率的に減らすことが期待できます(GPIF「分散投資の意義③ 卵を一つのかごに盛るな」、出題範囲 C分野2.(5) 分散投資の考え方とその効果・(8) 相関係数)。
関連キーワード: 相関係数・分散投資・ポートフォリオ・リスク低減
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