DCプランナー2級(企業年金総合プランナー) 資産運用の理論と運用状況の把握 練習問題 第2問: ある資産の1年後のリターンについて、好況(確率30%)で+15%、平常(確率50%)で+5%、不況(確率20%)で−10%の3つのシナリオが想定されている。この
ある資産の1年後のリターンについて、好況(確率30%)で+15%、平常(確率50%)で+5%、不況(確率20%)で−10%の3つのシナリオが想定されている。この資産の期待リターンと標準偏差に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、%表示の値は小数点以下第3位を四捨五入する。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 期待リターンは5.00%、標準偏差は8.66%である。
「期待リターンは5.00%、標準偏差は8.66%」が適切です。期待リターンは各シナリオのリターンを確率で加重平均して、0.3×15+0.5×5+0.2×(−10)=4.5+2.5−2.0=5.0%です。
分散は期待リターンからの偏差の2乗を確率で加重平均して、0.3×(15−5)²+0.5×(5−5)²+0.2×(−10−5)²=30+0+45=75、標準偏差はその平方根で√75≒8.66%です。期待リターン3.33%は、確率を使わずに3つのリターンを単純に平均した(15+5−10)÷3≒3.33%で、シナリオごとの起こりやすさが反映されていません。
標準偏差6.00%は、偏差の絶対値を確率で加重平均した0.3×10+0.5×0+0.2×15=6.0%(平均絶対偏差)で、偏差を2乗して加重平均し平方根を取る標準偏差とは別の値です。このため、3.33%か6.00%を含む組合せは誤りです。
標準偏差はリターンのブレの大きさを表し、値が大きいほどブレ幅が大きいことを示します(GPIF「分散投資の意義② 投資のリスクとは」、出題範囲 C分野2.(3) リスクとリターン)。
関連キーワード: 期待リターン・標準偏差・分散・シナリオ分析
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