DCプランナー2級(企業年金総合プランナー) 総合問題(事例) 練習問題 第12問: 企業型年金加入者のAさん(45歳)の個人別管理資産は500万円で、内訳と各商品の1年あたりの期待リターンは次のとおりである。定期預金200万円(0.2%)、債券
企業型年金加入者のAさん(45歳)の個人別管理資産は500万円で、内訳と各商品の1年あたりの期待リターンは次のとおりである。定期預金200万円(0.2%)、債券型投資信託100万円(1.0%)、株式型投資信託200万円(6.0%)。Aさんは、すでに保有している株式型投資信託のうち100万円を売却し、その代金で定期預金を購入する運用の指図(スイッチング)を検討している。手数料・税金は考えず、各商品の期待リターンは変わらないものとする。Aさんの資産全体の期待リターン(金額で加重した平均)について、スイッチングの前と後の組合せとして最も適切なものはどれか。なお、%の値は小数点以下第3位を四捨五入する。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. スイッチング前は年2.68%で、スイッチング後は年1.52%に下がる
「スイッチング前は年2.68%で、スイッチング後は年1.52%に下がる」が適切です。資産全体の期待リターンは、各商品の期待リターンを金額の比率(ウエイト)で加重平均して求めます。
式:Σ(金額×期待リターン)÷資産総額。前:(200万円×0.2%+100万円×1.0%+200万円×6.0%)÷500万円=(0.4万円+1.0万円+12.0万円)÷500万円=13.4万円÷500万円=2.68%。
後は定期預金300万円・債券型100万円・株式型100万円なので、(0.6万円+1.0万円+6.0万円)÷500万円=7.6万円÷500万円=1.52%です。「スイッチング後も年2.40%のまま変わらない」は、(0.2+1.0+6.0)÷3=2.40%と金額を無視した単純平均で、配分を変えても値が動かないという誤りにつながります。
「スイッチング前は年4.33%」とする記述は、定期預金を除いて投資信託だけで平均した値(13.0万円÷300万円、7.0万円÷200万円)です。「スイッチング前は年2.60%」とする記述は、定期預金の利息を0とみなした値(13.0万円÷500万円、7.0万円÷500万円)です。
なお、すでに保有する商品を別の商品に入れ替えるスイッチングも、提示された運用の方法の中から選び、それぞれに充てる額を決めて示す運用の指図として行います(確定拠出年金法第25条第1項・第2項)。株式の比率を下げると期待リターンも下がることを、数字で確かめておきましょう。
根拠・参照資料: 確定拠出年金法第25条第1項・第2項
関連キーワード: 期待リターン・加重平均・アセットアロケーション・スイッチング・運用の指図
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