中小企業診断士 第1次試験 原価計算と経営分析・利益管理 練習問題 第4問: 当期に営業を始めた会社の資料は次のとおりである。期首の製品在庫はなく、期末の仕掛品もない。原価差異は生じていない。全部原価計算と直接原価計算の営業利益の関係とし
当期に営業を始めた会社の資料は次のとおりである。期首の製品在庫はなく、期末の仕掛品もない。原価差異は生じていない。全部原価計算と直接原価計算の営業利益の関係として、最も適切なものはどれか。 生産量1,000個、販売量800個、販売単価1,000円 製品1個当たりの変動製造原価400円、固定製造原価200,000円 製品1個当たりの変動販売費50円、固定販売費及び一般管理費60,000円
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 全部原価計算の営業利益が40,000円大きい
「全部原価計算の営業利益が40,000円大きい」が適切です。直接原価計算は固定製造原価を全額その期の費用とし、全部原価計算は製品の原価に含めるため、期末在庫に含まれた分が翌期へ繰り越されます。
固定製造原価の1個当たり額=200,000÷生産量1,000=200円。期末在庫=1,000−800=200個で、繰り越される額=200×200=40,000円です。
検算すると、直接原価計算は売上高800,000−変動費800×(400+50)=440,000円(限界利益)、440,000−固定費(200,000+60,000)=180,000円。全部原価計算は売上原価800×(400+200)=480,000円、販売費及び一般管理費800×50+60,000=100,000円で、800,000−480,000−100,000=220,000円。
差は40,000円です。「50,000円大きい」は固定製造原価を販売量800個で割り1個250円とした値(250×200)です。
「160,000円大きい」は販売した800個分の固定製造原価(800×200)を差とした値です。「差は生じない」は在庫が増えた期には成り立ちません。
両者の営業利益の差は、期末と期首の在庫に含まれる固定製造原価の差で決まる。
関連キーワード: 直接原価計算・全部原価計算・固定製造原価・期末在庫
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