証券外務員一種(一種外務員資格試験)の勉強時間について、日本証券業協会の外務員資格試験のページに目安は書かれていません(2026年10月に確認)。公表されているのは、試験の科目・問題の数と形式・時間・合格基準です。
そこでこの記事では、ぴよパスの一種の練習問題394問と、本番と同じ形の模擬試験の量から時間を数えます。1周と間違えた問題の解き直し、模試2回で約28時間 で、これにテキストを読む時間が加わります。二種に受かったばかりの人は、削って約22時間にできます。
約28時間の内訳 — 394問と模試2回で数える
ぴよパスの一種の練習問題は4科目394問で、○×の問題が236問、五肢選択の問題が158問です。テキストを読む時間を含めない数え方なので、学習サイトなどで見かける「何十時間」という目安より短く出ます。○×は1問1.5分、五肢選択は計算を含むので1問4分と置いて数えます(どちらも、解いて解説を読むまでの時間の仮定です)。
| やること | 量 | 1問・1回あたり | 時間の見立て |
|---|---|---|---|
| ○×の問題の1周目 | 236問 | 1.5分 | 約5.9時間 |
| 五肢選択の問題の1周目 | 158問 | 4分 | 約10.5時間 |
| 間違えた問題の解き直し | 120問ほど(1周目の3割と仮定) | 2分 | 約4時間 |
| 模擬試験 | 100問・2時間40分 × 2回 | 160分+見直し60分 | 約7.3時間 |
| 合計 | 約28時間 |
本試験は100問(○×方式70問・五肢選択方式30問)を2時間40分で解き、440点満点の7割(308点)以上で合格です。配点は○×が1問2点、五肢選択が1問10点なので、時間の半分以上を五肢選択に回す前提で数えています。
時間が増えやすいのは、次のような人です。
- 金融の用語に触れたことがない人(法令・諸規則と商品業務の○×で、言葉の意味を調べながら進むことになる)
- 計算に苦手意識がある人(デリバティブ取引と債券の利回りの五肢選択で手が止まりやすい)
- 外務員必携や市販のテキストを最初に通して読む人(その時間は上の表に入っていない)
二種を持っている人は約21時間に削れる
一種の範囲には二種の範囲が含まれます。二種との差は、二種では「職務の範囲外」として基礎的知識だけが出題される 信用取引とデリバティブ取引 です。二種に受かってから時間がたっていないなら、全部を1周し直す必要はありません。ぴよパスの練習問題で数えると次のとおりです。
| やること | 量 | 時間の見立て |
|---|---|---|
| ぴよパスのデリバティブ取引の練習問題を1周 | 83問(○×46問・五肢選択37問) | 約3.6時間 |
| ほかの3科目は五肢選択を1周 | 121問 | 約8.1時間 |
| ほかの3科目の信用取引の○×の問題 | 20問ほど | 約0.5時間 |
| 間違えた問題の解き直し | 60問ほど | 約2時間 |
| 模擬試験 | 2回 | 約7.3時間 |
| 合計 | 約22時間 |
二種の合格から1年以上たっている人や、二種の模試で合格点ぎりぎりだった人は、上の約28時間で見ておくほうが安全です。一種の出題範囲は「実務的・専門的知識」と書かれ、二種の「基礎的知識」より踏み込んだ問いが出ます。
科目ごとの時間の配り方
ぴよパスの練習問題の数で、科目ごとの1周の時間を数えると次のとおりです。
| 科目 | ぴよパスの練習問題の数(○×・五肢選択) | 1周の見立て | 時間を厚くしたい人 |
|---|---|---|---|
| 法令・諸規則 | 114問(72・42) | 約4.6時間 | 金融商品取引法の禁止行為や協会規則に初めて触れる人 |
| 商品業務 | 123問(72・51) | 約5.2時間 | 信用取引や債券の利回り計算があいまいな人 |
| デリバティブ取引 | 83問(46・37) | 約3.6時間 | 全員(一種で加わる科目で、計算が多い) |
| 関連科目 | 74問(46・28) | 約3.0時間 | 財務分析や証券税制の計算が苦手な人 |
ぴよパスの科目の分け方は、協会の出題科目(法令・諸規則、商品業務、関連科目)をもとに、デリバティブ取引を別の科目に分けたものです。本試験の科目ごとの出題数は公表されていません。
デリバティブ取引の論点の順番は証券外務員一種のデリバティブ対策、計算の型は証券外務員の計算問題の対策で扱っています。
1日の時間から逆算した期間
| 1日に取れる時間 | 約28時間(初めて受ける) | 約22時間(二種に受かったばかり) |
|---|---|---|
| 1日1時間 | 4週間ほど | 3週間ほど |
| 1日2時間 | 2週間ほど | 1.5週間ほど |
| 平日は休み、土日に4時間ずつ | 3.5週間ほど | 2.5〜3週間ほど |
一般受験は通年で受けられ、予約は試験日の60日前から5営業日前までです。予約のキャンセルはできませんが、日時は5営業日前まで変えられます(手順は証券外務員試験の申し込み方法)。上の期間をもとに受験日を仮に決め、模試の点が届かなければ5営業日前までに後ろへ動かす、という使い方ができます。
一夜漬けで足りるか — 落ちたときの30日
合格率は一般受験者で73.1%(2025年度)と高めですが、上の見立てでは練習問題の1周だけで約16時間かかります。前の晩だけで全科目を回すのは難しい量です。
さらに、外務員等資格試験に関する規則は、不合格になった人は受験日から30日を経過する日まで、協会のすべての試験を受けられないとしています。受験料(一般受験は12,169円・税込)も改めてかかります。残りの日数が少ないときの削り方は証券外務員一種の直前の過ごし方、合格率と配点の読み方は証券外務員一種の難易度にまとめています。
模試で仕上がりを確かめる
科目ごとの練習問題 394問は無料で解けます。問題はすべてぴよパスのオリジナル予想問題です。
模擬試験は、本試験と同じ100問(○×70問・五肢選択30問)を2時間40分で解き、○×2点・五肢選択10点で440点満点の7割を目安に判定します(Premium・月980円)。1回目の模試で7割に届かなければ、間違えた科目の五肢選択に戻ってから2回目を解くと、どこに時間を足すかが分かります。
まとめ
- 協会の外務員資格試験のページに、勉強時間の目安は書かれていない。
- ぴよパスの練習問題394問の1周と解き直し、模試2回で約28時間。テキストを読む時間は別。
- 二種に受かったばかりなら、デリバティブ取引の1周とほかの科目の五肢選択・信用取引の問題で約22時間に削れる。
- 1日1時間なら4週間ほど、1日2時間なら2週間ほど。
- 落ちると受験日から30日を経過する日まで、協会のすべての試験を受けられない。
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出典
- 日本証券業協会「外務員資格試験」(出題科目・出題範囲・試験時間・問題数・配点・合格基準・過去2年間の受験者数と合格率(一般受験者)): https://www.jsda.or.jp/gaimuin/shiken.html
- プロメトリック「外務員資格試験」(受験料・予約できる期間・日時の変更とキャンセル): https://www.prometric-jp.com/examinee/test_list/archives/17
- 日本証券業協会「外務員等資格試験に関する規則」第9条: https://www.jsda.or.jp/about/kisoku/files/201020_shikakushiken.pdf
2026年10月20日に日本証券業協会とプロメトリックのページで確かめました。時間の見立ては、ぴよパスの問題数と上に書いた仮定から数えたもので、公式の数字ではありません。
※ ぴよパスは日本証券業協会・プロメトリックとは関係のない学習サイトです。試験名は試験を特定するために使っています。











