この記事で分かること
- 消防設備士乙1の試験日程と実施頻度
- 電子申請(インターネット申請)の手順
- 受験料3,800円の支払い方法と期限
- 科目免除の申請方法(他の消防設備士免状保有者向け)
- 申込みでよくあるミスとその対策
- 試験会場の選び方のポイント
消防設備士乙1の試験日程
消防設備士試験は消防試験研究センターが全国の都道府県で実施しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施機関 | 一般財団法人 消防試験研究センター |
| 実施頻度 | 都道府県により年1〜4回程度 |
| 試験会場 | 各都道府県の指定会場 |
| 受験資格 | 不要(乙種は誰でも受験可能) |
| 試験時間 | 1時間45分 |
乙1は実施回数が限られる場合がある
消防設備士乙1は、乙6や乙4と比べると実施回数が少ない都道府県があります。乙6や乙4は需要が多いため年4〜6回実施される地域でも、乙1は年1〜2回しか実施されない場合があります。
対策:消防試験研究センターの公式サイトで希望する都道府県の年間試験日程を早めに確認し、申込受付期間をカレンダーに登録しておくことが重要です。
居住地以外でも受験可能
消防設備士試験は居住地や勤務地に関係なく、全国どの都道府県でも受験可能です。自分の都道府県で乙1の試験日が都合に合わない場合は、近隣の都道府県の試験日程を確認してみましょう。
申込方法は「電子申請」と「書面申請」の2種類
| 申込方法 | 特徴 |
|---|---|
| 電子申請(推奨) | 消防試験研究センター公式サイトから24時間手続き可能 |
| 書面申請 | 各都道府県支部や消防本部で願書を入手し郵送・窓口提出 |
電子申請が主流で、操作画面は他の消防設備士試験(乙6・乙4等)の申込みと同じフォーマットです。
電子申請の手順:5ステップ
ステップ1:消防試験研究センターのサイトにアクセス
消防試験研究センターの公式サイトから「電子申請(受験申込み)」のページへ進みます。
ステップ2:受験地と試験日を選択
受験したい都道府県を選び、希望の試験日を選択します。各試験日には個別の申込受付期間が設定されているため、受付中であることを確認してください。
乙1は実施回数が少ない都道府県があるため、複数の都道府県の日程を比較して最適な試験日を選ぶことも検討しましょう。
ステップ3:願書情報を入力
以下の情報を入力します。
- 氏名・生年月日・住所・連絡先
- 受験種別:乙種第1類を選択
- 他の消防設備士免状の有無(科目免除に関係)
ステップ4:受験料を支払う
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 乙種(1区分) | 3,800円 |
支払い方法:クレジットカード、コンビニ払い、ペイジー、PayPay、メルペイ
重要:申請後3日以内に支払いを完了しないと申込みが無効になります。申込みと同時にクレジットカードで即時決済することを推奨します。
ステップ5:受験票をダウンロード・印刷
試験日の約10日前に受験票ダウンロードの案内メールが届きます。A4用紙に印刷し、写真(縦4.5cm × 横3.5cm)を貼付してください。
科目免除の申請方法
乙1では、保有する他の資格に応じて筆記試験の一部が免除されます。
消防設備士の他の類を持っている場合
| 保有資格 | 免除される科目 |
|---|---|
| 消防設備士(乙種他の類) | 消防関係法令の共通部分(6問) |
| 消防設備士(甲種他の類) | 消防関係法令の共通部分(6問)+ 基礎的知識(5問) |
甲種免除で基礎的知識を免除する場合の注意点
甲種の免状を持っている場合、基礎的知識(機械)の5問も免除されます。一見有利に見えますが、この5問には水理計算が含まれています。
基礎的知識を免除すると試験本番で水理計算の問題を解く必要がなくなる反面、構造機能の科目では水理計算の応用問題が出題されるため、水理計算の知識自体は必要です。基礎的知識の免除を受けるかどうかは、自分の水理計算の理解度に応じて慎重に判断してください。
科目免除の申請方法
電子申請のステップ3で、保有する免状の番号を正確に入力します。入力を忘れると免除が適用されないため、事前に免状を手元に準備しておきましょう。
試験会場の選び方
ポイント1:乙1の実施日を優先して都道府県を選ぶ
乙1は実施回数が限られるため、「自分の都道府県で一番早い試験日」だけでなく「近隣の都道府県で先に実施される試験日」も選択肢に入れましょう。
ポイント2:試験会場へのアクセスを確認する
消防設備士試験は大学・公共施設・商工会議所など、試験回ごとに会場が異なる場合があります。受験票に記載される会場の所在地と最寄り駅を事前に確認し、当日の移動時間を把握しておきましょう。
ポイント3:複数類の受験計画を立てる
乙1と他の類(乙6・乙4等)を短期間で取得したい場合は、試験日が重ならないように申込み計画を立てます。同一試験日に2つの類を受験することはできませんが、試験日が異なれば複数の類に申し込めます。
先に乙6や乙4を取得してから乙1を受験すると、法令共通の科目免除を受けられるため有利です。
申込みでよくあるミスと対策
ミス1:科目免除の申請を忘れる
他の消防設備士免状を持っているのに、電子申請で免状番号を入力し忘れると免除が適用されません。
対策:電子申請前に保有免状を全て手元に並べ、番号を確認してから入力する。
ミス2:支払い期限を過ぎる
申請後3日以内に支払いを完了しないと申込みが無効になります。
対策:申込みと同時にクレジットカードで即時決済する。
ミス3:申込受付期間を過ぎる
消防設備士は都道府県ごとに申込受付期間が異なります。乙1は実施回数が少ないため、受付期間を逃すと次の試験日まで数ヶ月待たなければならない場合があります。
対策:年度初めに希望する都道府県の年間試験日程を確認し、申込受付開始日と締切日をカレンダーに登録する。
ミス4:写真データの規格を満たしていない
電子申請で写真データをアップロードする際、ファイル形式(JPEG)・サイズ・背景色の規格を満たしていないとエラーになります。
対策:スマートフォンで撮影した写真を証明写真アプリで規格に合わせて加工する。白背景・正面・無帽・上半身の写真を事前に準備しておく。
申込みから試験当日までのスケジュール
乙1の受験を決めてから試験当日までの一般的な流れを示します。
| 時期 | アクション |
|---|---|
| 試験3〜4ヶ月前 | 消防試験研究センターの公式サイトで試験日程を確認 |
| 申込受付開始 | 電子申請で申込み+受験料3,800円の支払い |
| 試験2〜3ヶ月前 | テキスト・問題集を入手し学習開始 |
| 試験1ヶ月前 | 水理計算の集中練習+構造機能の演習 |
| 試験10日前 | 受験票ダウンロード・印刷・写真貼付 |
| 試験前日 | 会場へのアクセス確認・持ち物チェック |
| 試験当日 | 受験票・筆記用具・身分証明書を持参 |
まとめ
消防設備士乙1の申込みは電子申請で簡単に完了できます。
- 受験資格不要で誰でも申込み可能
- 試験は都道府県ごとに年1〜4回程度実施(乙6・乙4より少ない場合あり)
- 受験料は3,800円、申請後3日以内に支払い完了が必要
- 科目免除がある場合は免状番号を電子申請時に正確に入力
- 乙1は実施回数が限られるため早めの日程確認と申込みが重要
申込みが完了したら、水理計算の対策を中心に試験準備を進めましょう。
関連する問題演習
- 消防設備士乙1 練習問題(全科目)
- 消防設備士乙1 練習問題(消防関係法令)
- 消防設備士乙1 練習問題(基礎的知識・機械)
- 消防設備士乙1 練習問題(構造機能・整備)
- 消防設備士乙1 練習問題(実技・鑑別)
- 消防設備士乙1 模擬試験(本番形式)
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出典・参考情報
- 一般財団法人消防試験研究センター「消防設備士試験の概要」https://www.shoubo-shiken.or.jp/
- 消防法施行令第11条(屋内消火栓設備の設置基準)
- 消防法施行令第12条(スプリンクラー設備の設置基準)