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【2026年版】消防設備士乙1 直前総まとめ|試験1週間前に確認すべき必須知識

ぴよパス編集部6分で読めます
目次

この記事で分かること

  • 試験1週間前〜前日の最終確認チェックリスト
  • 水理計算の必須公式と数値(本番直前確認版)
  • 消火栓3種類(1号・2号・易操作性1号)の比較表
  • スプリンクラー設備の設置基準と種類の整理
  • 法令の重要数値一覧
  • 試験当日の時間配分戦略

直前期の正しい使い方

試験1週間前からの直前期は、新しい知識を詰め込む時期ではなく、既存の知識を整理・定着させる時期です。

この時期にやるべきことは3つです。

  1. 重要な数値・公式の最終確認:法令の面積・人数基準、水理計算の公式、設備の規格値
  2. 弱点科目の集中補強:練習問題で間違えた箇所を中心に確認
  3. 本番形式の模擬演習:時間配分(1時間45分)の感覚を確認

逆に避けるべきことは、「まだ勉強していない分野の新規学習」と「徹夜の詰め込み」です。既存の知識が混乱するリスクがあります。


【直前チェックリスト】水理計算の必須公式

水理計算は試験直前でも公式の確認を怠らないことが重要です。以下を声に出して確認してください。

全揚程の計算式

全揚程 H(m) = 実揚程 h₁ + 配管の摩擦損失水頭 h₂ + 消防用ホースの摩擦損失水頭 h₃ + ノズル先端の放水圧力換算水頭 h₄
  • 実揚程:水源からポンプまでの吸込高さ+ポンプから最高位の消火栓まの落差(メートル)
  • 摩擦損失水頭:配管の長さ・管径・流量から算出(Hazen-Williams式等を使用)
  • 放水圧力換算水頭:放水圧力(MPa)を水頭(m)に換算。0.1 MPa ≒ 10.2 m

単位換算(必須)

変換計算式
MPa → 水頭(m)1 MPa ≒ 102 m(0.1 MPa ≒ 10.2 m)
水頭(m)→ MPa1 m ≒ 0.0098 MPa(約0.01 MPa)
m³/min → L/min1 m³/min = 1,000 L/min
L/min → m³/s÷ 60,000

流量と流速の関係

流量 Q(m³/s) = 流速 v(m/s) × 断面積 A(m²)
断面積 A = π/4 × d²(d = 管の内径、m)

【直前チェックリスト】消火栓3種類の比較

消火栓の種類別比較は法令・構造機能の両科目で出題されます。数値を確実に覚えてください。

消火栓3種類の規格値比較表

項目1号消火栓2号消火栓易操作性1号消火栓
放水圧力(最低)0.17 MPa 以上0.25 MPa 以上0.17 MPa 以上
放水量(最低)130 L/min 以上60 L/min 以上130 L/min 以上
操作人数2人以上1人1人
ホース長さ最大15m最大15m最大15m
設置高さ(ホース接続口)床面から 1.5m 以下床面から 1.5m 以下床面から 1.5m 以下
水源水量2.6 m³/基(2基以上は5.2 m³)1.2 m³/基2.6 m³/基

直前確認のポイント

  • 2号消火栓は放水圧力が最も高い(0.25 MPa)にもかかわらず放水量は最も少ない(60 L/min)
  • 易操作性1号は1号と同じ放水圧力・放水量で1人操作が可能
  • 1号と易操作性1号の水源水量は同じ2.6 m³(2基設置の場合は5.2 m³)

消火栓の設置基準(歩行距離)

消火栓の種類設置基準(歩行距離)
1号消火栓25m 以内
2号消火栓15m 以内
易操作性1号消火栓25m 以内

【直前チェックリスト】スプリンクラー設備の重要事項

スプリンクラーヘッドの種類

分類種類特徴
閉鎖型標準型最も一般的。感熱部で自動開放
閉鎖型側壁型壁付け設置。通路・廊下など
閉鎖型小区画型住宅用・小部屋向け
開放型開放型常時開口。舞台・高天井倉庫など

閉鎖型スプリンクラーヘッドの規格値

項目基準値
最低放水圧力0.1 MPa 以上
標準型の放水量80 L/min 以上
取付け間隔(標準型)2.3 m 以上〜3.2 m 以内(正方形配置)

スプリンクラー設備の設置が必要な主な対象(重要数値)

防火対象物の種別設置基準の例
11階以上の建物全て設置義務
高層マンション(共同住宅)11階以上の部分
カラオケボックス等延べ面積にかかわらず設置
病院・老人福祉施設等(特定1類)1,000 m² 以上(または条件により別途)
一般の特定防火対象物3,000 m² 以上

(※消防法施行令第12条の規定に基づく。詳細は実際の法令を参照してください)

流水検知装置(アラーム弁)の確認

流水検知装置は実技鑑別にも出題されます。

  • 役割:ヘッドが開放して水が流れると警報を発し、消火ポンプを起動させる
  • 種類:湿式(通常は加圧水で充填)・乾式(凍結地域向け、配管内に圧縮空気)・予作動式(誤動作防止)
  • 末端試験弁:系統の末端に設置され、スプリンクラーヘッド1個の放水と同等の流量を流して流水検知装置の動作確認に使う

【直前チェックリスト】法令の重要数値

法令で出題される数値の最終確認です。

屋内消火栓設備の設置義務が生じる面積基準(代表例)

防火対象物の区分延べ面積
特定防火対象物(耐火建築物)700 m² 以上
特定防火対象物(準耐火建築物)350 m² 以上
特定防火対象物(その他)150 m² 以上
非特定防火対象物(耐火建築物)700 m² 以上

(※地階・無窓階・4階以上等の条件により異なります。消防法施行令第11条参照)

消防設備の点検と報告

項目内容
機器点検6ヶ月ごとに実施
総合点検1年ごとに実施
特定防火対象物の報告1年ごとに消防署長等へ報告
非特定防火対象物の報告3年ごとに消防署長等へ報告

消防設備士の免状・講習関連

項目内容
義務講習(初回)免状交付後の最初の4月1日から2年以内
義務講習(2回目以降)前回受講から5年以内ごと
受験資格(甲種)甲種は受験資格あり(乙種は誰でも受験可)

【直前チェックリスト】実技鑑別の重要機器

実技鑑別では写真や図から機器を識別し、名称・用途・設置条件を記述します。

必ず押さえる機器リスト

機器名識別ポイント問われる内容
閉鎖型スプリンクラーヘッド(標準型)感熱部(ガラスバルブ等)が見える動作温度・種類の識別
側壁型スプリンクラーヘッド半円状の反射板を持つ設置場所の条件
流水検知装置(アラーム弁)弁体と圧力計を持つ役割・作動の仕組み
末端試験弁系統末端に設置された弁用途・試験方法
消火栓弁(1号用)ホース・ノズル付き操作方法・操作人数
加圧送水装置(ポンプ)ポンプ本体・圧力計種類・性能試験の内容
ストレーナーフィルター状の部品用途(異物除去)

試験当日の時間配分

試験時間は1時間45分(105分)です。問題数は筆記30問+実技5問の合計35問。

推奨時間配分

科目問題数推奨時間1問あたり
消防関係法令10問15分1.5分
基礎的知識(機械)5問20分4分
構造機能・整備15問30分2分
実技鑑別5問30分6分
見直し10分
合計35問105分

注意点

  • 水理計算問題(基礎的知識)には4分/問を確保し、焦らず計算する
  • 実技鑑別は記述式のため1問6分を目安にしっかり時間を使う
  • 法令と構造機能の択一問題は1〜2分で解き、見直し時間を確保する
  • 分からない問題に時間をかけすぎず、一旦飛ばして戻る

試験1週間前のスケジュール例

やること
7日前水理計算公式の最終確認+計算練習3〜5問
6日前消火栓3種類の比較表を暗記確認
5日前スプリンクラー設備(ヘッドの種類・設置基準)の確認
4日前法令の重要数値一覧を確認+法令の練習問題で演習
3日前実技鑑別の機器識別を重点確認
2日前模擬試験(本番形式)で時間配分を確認
前日軽い見直しのみ。十分な睡眠をとる

まとめ:直前期に押さえるべき3つの核心

消防設備士乙1の試験直前に押さえるべき核心は以下の3点です。

1. 水理計算公式を「書ける」状態で確認する 全揚程の計算式と単位換算を紙に書いて確認。公式を見るだけでなく、自分で書き出せるかをチェックしてください。

2. 消火栓3種類の数値は完全暗記 放水圧力・放水量・水源水量・設置間隔の数値表を最終確認。特に1号と2号の違いが出題されやすいです。

3. 実技鑑別の機器名は「書ける」かどうかを確認 写真を見て答えるだけでなく、正式名称で記述できるかを声に出して確認してください。

残りの期間を有効に使って、合格を確実なものにしましょう。

消防設備士乙1の練習問題で最終確認 →


関連する問題演習

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出典・参考情報

  • 一般財団法人消防試験研究センター「消防設備士試験の概要」https://www.shoubo-shiken.or.jp/
  • 消防法施行令第11条(屋内消火栓設備の設置基準)
  • 消防法施行令第12条(スプリンクラー設備の設置基準)
  • 消防法施行規則第12条(屋内消火栓設備の技術基準)
  • 消防法第17条の10(消防設備士の義務講習)

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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

公的機関の公表データ・法令・試験実施団体の公式情報を根拠に記事を作成。問題は全てオリジナルで、12項目の品質ガードで正確性を担保しています。

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※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。最新の試験情報は各試験の公式サイトでご確認ください。

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