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【2026年版】消防設備士乙種第1類の科目と配点|30問の構成・足切りラインを徹底解説

ぴよパス編集部5分で読めます
目次

この記事で分かること

  • 消防設備士乙種第1類の試験科目と問題数・配点の全体像
  • 各科目の足切りラインと最低必要正解数
  • 科目別の出題テーマと攻略の優先順位
  • 実技試験(鑑別等)の出題形式と対策方針

試験構成の全体像

消防設備士乙種第1類の試験は、筆記試験(マークシート式)と実技試験(記述式)の2部構成で、すべて同一の試験時間(1時間45分)内に解答する。

区分科目問題数出題形式
筆記消防関係法令10問四肢択一
筆記基礎的知識(機械)5問四肢択一
筆記構造機能及び工事又は整備(機械)15問四肢択一
実技鑑別等5問記述式
合計35問

筆記は合計30問、実技は5問の計35問構成だ。試験時間1時間45分(105分)で解答するため、1問あたりの目安は約3分となる。


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合格基準

区分合格基準
筆記試験(各科目)各科目で40%以上の正答率
筆記試験(全体)全体で60%以上の正答率
実技試験60%以上の正答率

筆記と実技の両方でそれぞれの基準をクリアしなければ合格にならない。また筆記の中でも「各科目40%以上」「全体60%以上」という2つの条件を同時に満たす必要がある。


科目別の足切りラインと必要正解数

科目問題数足切りライン(40%)最低必要正解数
消防関係法令10問40%以上4問以上
基礎的知識5問40%以上2問以上
構造機能及び工事又は整備15問40%以上6問以上
筆記全体30問60%以上18問以上
実技(鑑別等)5問60%以上3問以上

最も注意が必要なのは基礎的知識(5問)だ。問題数が少ないため1問の重みが大きく、1問でも不正解が増えると足切りラインを割り込むリスクがある。


科目1:消防関係法令(10問)

出題内訳

消防関係法令は「共通」と「類別」の2パートに分かれている。

パート問題数内容
共通(全類共通)6問消防法の基本・防火対象物・消防設備士制度など
類別(第1類専用)4問第1類設備の設置基準・技術基準

共通科目の主な出題テーマ

  • 消防法の目的と適用範囲
  • 防火対象物の用途と区分(消防法施行令別表第一)
  • 消防設備士の業務範囲・免状の種類・講習義務
  • 消防設備・消防用品の設置義務と点検義務

類別科目の主な出題テーマ

  • 屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・屋外消火栓設備の設置基準(設置が義務付けられる防火対象物の用途・規模)
  • 設置・点検に関する技術基準の主要数値(放水量・放水圧力など)

攻略ポイント

共通科目は他の消防設備士類の試験と出題範囲が重複しており、乙種6類や4類を取得済みの方には馴染みのある内容だ。類別科目は第1類固有の設置基準の数値を正確に暗記することが核心となる。


科目2:基礎的知識(5問)

出題内容

乙種第1類の基礎的知識は「機械」分野に特化している。

主な出題テーマ具体的な内容
流体力学の基礎流速・流量・圧力の関係(ベルヌーイの定理の概念)、連続の方程式
ポンプの種類と原理遠心ポンプ・渦巻ポンプの構造と揚程、キャビテーションの概念
圧力の単位と換算MPa・Pa・kgf/cm²・水柱m(mH₂O)の換算
配管材料と強度圧力容器・配管に使用される材料の種類と特徴
摩擦損失配管内の摩擦損失と流速・管径の関係

攻略ポイント

5問しかないが1問の重みが大きい。全問正解を目標に、上記の頻出テーマを確実に押さえることが重要だ。計算問題が出題されることもあるが、公式の暗記よりも「流速が上がると圧力が下がる」「管径が小さいと摩擦損失が大きい」といった概念レベルの理解が優先される。


科目3:構造機能及び工事又は整備(15問)

出題内容

配点が最大の科目だ。水系消火設備4種の構造・機能・設置基準・点検・整備が幅広く出題される。

設備主な出題テーマ
屋内消火栓設備1号消火栓と2号消火栓の違い、ポンプ・加圧送水装置の構造、放水量・放水圧力の基準値
スプリンクラー設備ヘッドの種類(閉鎖型・開放型・放水型)、標準型ヘッドと小区画型の違い、流水検知装置の種類
水噴霧消火設備噴霧ヘッドの種類・噴霧角度、主な設置対象(危険物施設・駐車場など)
屋外消火栓設備地上式・地下式の構造、ホース接続口の数・位置
共通送水口・採水口の設置基準、非常電源・予備電源の要件

攻略ポイント

この科目は15問と配点が大きいため、合格に最も影響する。以下の2点を中心に学習するとよい。

  1. 設備ごとの設置基準の数値:放水量(L/min)・放水圧力(MPa)・ノズル先端の値など
  2. 主要部品の名称と機能:鑑別等(実技)との連動で出題されるため、名称と実物のイメージを一致させる

実技試験:鑑別等(5問)

出題形式

実技試験は記述式で、写真やイラストを見て解答する問題が中心だ。

出題パターン具体例
名称を答える写真の部品名(流水検知装置・呼水槽・スプリンクラーヘッドなど)
機能・用途を記述する「この部品の役割を答えよ」「この設備が作動する仕組みを説明せよ」
点検手順を記述する外観点検・機能試験の手順や確認ポイント
識別を行う複数の写真からスプリンクラーヘッドの種類を識別する

攻略ポイント

実技は記述式のため、用語を正確に書ける必要がある。主要設備の部品名を漢字で書けるよう練習しておくことと、設備の写真やイラストを使って視覚的に覚えることが効果的だ。

スプリンクラーヘッドの種類(閉鎖型・開放型の区別、標準型と小区画型の区別)と、屋内消火栓の1号・2号の違いは特に頻出テーマだ。


科目別攻略の優先順位

限られた時間で効率よく学習するための優先順位を示す。

優先度科目理由
最優先構造機能及び工事又は整備(15問)配点が最大。合否に最も直結する
最優先実技(鑑別等・5問)別途60%が必要。構造知識と連動するため同時並行で学習する
第2優先消防関係法令(10問)暗記主体で得点しやすい。共通科目は他の類と共通のため既習者は有利
第3優先基礎的知識(5問)問題数が少ないが足切りリスクがある。頻出テーマに絞って確実に2問以上を確保する

まとめ

消防設備士乙種第1類の試験構成を整理すると、次のポイントが合格への鍵になる。

  • 最大配点の「構造機能及び工事又は整備」(15問)で安定して高得点を取ること
  • 問題数が少ない「基礎的知識」(5問)は2問以上を確実に確保すること
  • 実技(鑑別等)は記述式のため、部品名を正確に書けるレベルまで練習すること
  • 足切りは「各科目40%以上」「全体60%以上」「実技60%以上」の3条件を同時にクリアすること

各科目の配点と足切りラインを意識しながら、消防設備士乙種第1類の練習問題で演習を重ねることが合格への近道だ。


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出典

  • 一般財団法人 消防試験研究センター 公式サイト(試験案内)
  • 消防法(昭和23年法律第186号・最新改正版)
  • 消防法施行令(昭和36年政令第37号・最新改正版)
  • 消防法施行規則(昭和36年自治省令第6号・最新改正版)

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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

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