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消防設備士乙1 配点と5重足切り|筆記30問+鑑別5問の通し方

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消防設備士乙1 配点と5重足切り|筆記30問+鑑別5問の通し方
目次

結論: 乙1は「筆記30問+鑑別5問+5重足切り」の通し方を最初に固める

消防設備士乙1の合格基準は 筆記各科目40%以上+筆記全体60%以上+実技60%以上 の合計5つの足切りで構成され、1つでも下回ると不合格になります。全体60%を取っても1科目で40%を切れば落ちる構造のため、配点比率を頭に入れて学習時間を逆算するのが、合格率約30〜35%の壁を越える出発点です。

区分出題数配点比率足切りライン学習時間配分の目安 (80h基準)
筆記: 法令 (共通6+類別4)10問28.5%4問以上 (40%)16時間 (20%)
筆記: 基礎的知識 (機械・電気)5問14.3%2問以上 (40%)8時間 (10%)
筆記: 構造機能 (規格5+電気5+機械5)15問42.9%6問以上 (40%)32時間 (40%)
実技: 鑑別 (記述式)5問14.3%3問以上 (60%)16時間 (20%)
模試+直前総まとめ8時間 (10%)
合計35問100%5つの足切り全突破80時間

編集部の見立てでは、乙1で落ちるパターンの大半は「構造機能の数値暗記不足」か「鑑別5問のうち2問以上を落として実技60%未満」のいずれかです。配点最大の構造機能15問と、独立足切りで最も脆い実技5問——この2か所を厚くする設計が標準です。

消防設備士乙1 オリジナル予想問題160問で実力確認 →


試験の前提を再確認: 乙1の制度と数値

項目数値
試験時間1時間45分 (105分)
出題形式筆記=四肢択一、実技=記述式 (鑑別のみ)
受験料4,400円 (非課税)
受験資格不要 (誰でも受験可)
試験実施一般財団法人 消防試験研究センター
合格率約30〜35% (直近5年)
1問あたり3分/問 (105÷35)
合格基準筆記各科目40%以上+筆記全体60%以上+実技60%以上

乙1は消防設備士乙種全6類のうち、乙6 (消火器・約38%) や乙7 (漏電火災警報器・約63%) よりも合格率が低い類別です。これは構造機能15問の中で水理計算・配管設計・ポンプ駆動など機械工学要素が他類より重いためで、基礎的知識5問の難度も底上げされやすい構造になっています。


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配点詳細: 5つの足切りを1つずつ通すルート

1. 法令10問 (共通6+類別4) — 4問以上=40%を確保

法令は「共通法令6問+類別法令4問」の組合せで、共通法令は消防設備士乙種全類で同じ範囲、類別法令は乙1固有の水系設備に関する規定。

内訳出題内容直前で押さえる数値
共通法令6問消防組織法・防火対象物・点検報告制度防火対象物の点検 1年1回、報告 3年1回
類別法令4問屋内消火栓・スプリンクラーの設置基準屋内消火栓: 床面積 700 m²以上 / SP: 6,000 m²以上

2. 基礎的知識5問 (機械・電気) — 2問以上=40%を確保

機械工学と電気工学の基本問題。乙1ではポンプの吐出量・揚程計算、オームの法則、抵抗の合成など。配点は低いが足切りでつまずく人が多い。

区分主な論点直前で押さえる数値
機械力学・流体・材料パスカルの原理、ベルヌーイの式、応力
電気オームの法則・電力V = IR、P = VI

3. 構造機能15問 (規格5+電気5+機械5) — 6問以上=40%を確保

乙1の最大得点源で、配点42.9%を占めます。屋内消火栓・スプリンクラー・水噴霧消火設備の構造規格と数値暗記が中心。

内訳主な論点直前で押さえる数値
規格5問屋内消火栓・SP・水噴霧の規格屋内消火栓1号 0.17 MPa / 130 L/min、SP配管口径 50A以上
電気5問電動機・始動装置・予備電源予備電源 60分以上の作動、Y-Δ始動
機械5問配管・ポンプ・水源呼水槽 100 L以上、性能試験配管 140%以下

4. 実技 鑑別5問 — 3問以上=60%を確保 (独立足切り)

5重足切りの中で 最も脆いライン。写真または図を見て機器の名称・用途・規格を記述で答えるため、1問のミスが全体の20%を消します。

出題頻度上位押さえるべき名称セット
屋内消火栓ボックス内部ホース・ノズル・開閉弁・表示灯
閉鎖型SPヘッドヒュージブルリンク型 / グラスバルブ型 / 作動温度
加圧送水装置ポンプ・呼水槽・水温上昇防止用逃し配管
流水検知装置湿式・乾式・予作動式の3種類
配管継手・バルブフランジ継手・仕切弁・逆止弁

学習時間80時間の科目別配分テンプレート

想定学習時間80時間を5つの足切りに応じて配分したテンプレート。

期間法令基礎構造機能実技鑑別模試・直前週次合計
1-2週目4h2h8h2h0h16h
3-4週目4h2h10h4h0h20h
5-6週目4h2h8h4h2h20h
7-8週目4h2h6h6h6h24h
合計16h8h32h16h8h80h
比率20%10%40%20%10%100%

学習時間が 60時間しか取れない場合 は、基礎的知識の配分を4時間に圧縮し (足切り2問のみ狙う)、構造機能を26時間に維持するのが現実的。「広く浅く」では5重足切りを越えられません。


残り日数別 5重足切り対策の優先順位

残り期間最優先足切り配分例
残り2ヶ月構造機能6問以上構造50% / 法令20% / 鑑別20% / 基礎10%
残り1ヶ月実技3問以上+構造6問以上構造35% / 鑑別30% / 法令20% / 基礎15%
残り2週間実技3問以上 (最脆)鑑別40% / 構造30% / 法令20% / 基礎10%
残り1週間数値暗記+鑑別最終確認鑑別35% / 構造数値35% / 法令25% / 基礎5%

落ちる人の典型5パターン (5重足切りで落ちる構造)

パターン症状回避策
全体60%に届いたが基礎で足切り機械・電気を後回しにし基礎1/5で20%基礎は早期に2問を確保する設計
全体60%に届いたが鑑別2/5で足切り鑑別を本番直前まで手付かず学習時間の20%を鑑別に確保
構造機能5/15で33%の足切り数値暗記を後回しにし演習だけで詰める構造に学習時間の40%を投入
法令3/10で30%の足切り共通法令を「簡単」と判断して放置共通6問は早期に5問以上を確保
105分で35問解き切れない1問3分のペース感が体に入っていない模試で時間配分を最低2回シミュレート

向く人 / 向かない人 (乙1にチャレンジする前に)

乙1を取得しに行く価値が高い人

  • ビル管理・消防設備会社で水系設備の点検実務がある人
  • 既に乙6や乙7を取得しており、消防設備士全類制覇を目指す人
  • 配管・ポンプの基本構造が頭に入っている (機械工学の素地がある) 人

向かない人 (再考が必要)

  • 機械・電気の基礎知識ゼロで、学習時間50時間未満しか取れない人
  • 実技鑑別の写真認識に強い苦手意識がある人 (鑑別60%足切りで詰む)
  • 消防設備の点検実務に関わる予定がなく、資格手当も対象外の人

乙1は乙6と比べて構造機能の機械工学要素が重く、学習負荷が1.5-2倍。実務での需要がない人が「乙種制覇」だけのために挑むと累積コストが嵩みやすい点は誠実に伝えておきます。再受験3回=4,400×3=13,200円 で、市販テキスト2冊分のコスト。


チェックリスト: 乙1配点を活かす7項目

  1. 書け: 5重足切り (法令4/10・基礎2/5・構造6/15・筆記18/30・実技3/5) を白紙で再現する
  2. 配分しろ: 学習時間80時間の40% (32時間) を構造機能15問に投入する
  3. 確保しろ: 学習時間の20% (16時間) を実技鑑別に振り、60%足切りを回避する
  4. 逆算しろ: 模試で総得点でなく科目別正答率を確認し、配分を再調整する
  5. 暗記しろ: 屋内消火栓3種・SPヘッド・加圧送水装置の数値を白紙で書ける
  6. 練習しろ: 1問3分のペース感を模試2回で体に入れる
  7. 削れ: 水理計算の深追いと新規範囲の追加は学習終盤で止める

まとめ

消防設備士乙1の配点は 筆記30問+実技5問+5重足切り で構成され、合格率約30〜35%の壁は「総得点」でなく「最も脆い足切りライン」によって作られています。構造機能15問 (配点42.9%) に学習時間の40%を投じ、実技鑑別5問 (60%独立足切り) に20%を確保する——この2か所を厚くする配分が、5つの足切りを全突破する標準解です。


出典

  • 一般財団法人 消防試験研究センター — 試験概要・合格基準・合格率
  • 消防法施行令第11条 (屋内消火栓設備の設置) / 第12条 (スプリンクラー設備の設置)
  • 消防法施行規則第12条 (屋内消火栓設備の技術上の基準)
  • 消防設備士法 — 乙種・甲種の業務範囲と類別区分
  • 加圧送水装置の基準 (告示) — 呼水槽容量・性能試験配管の規定

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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

ぴよパス編集部 / 資格試験コンテンツ編集

担当領域: 消防設備士、危険物取扱者、衛生管理者、ボイラー技士、冷凍機械責任者、 電気工事士、FP 技能検定、IT パスポート、宅地建物取引士、登録販売者 など 20 試験の問題作成・解説執筆を担当

公的機関の公表データ・法令の条文・試験実施団体の公式情報を一次資料として参照し、 記事の正確性を担保しています。問題はすべて編集部によるオリジナルで、12 項目の自動ガード (スキーマ検証、正答一意性、計算問題の再検算ほか) + 編集長による最終承認を経て公開しています。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。 試験の最新情報 (日程・受験料・合格基準等) は各試験実施団体の公式サイトで必ずご確認ください。 記事中に誤りを発見された場合は お問い合わせフォーム よりご指摘ください。

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