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危険物甲種の科目と配点|3科目45問の出題数・合格基準・難易度を徹底解説

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目次

この記事で分かること

  • 危険物甲種の3科目の出題数と配点の仕組み
  • 合格基準(科目別足切りの詳細)
  • 科目ごとの難易度評価と得点戦略
  • 乙4からのステップアップで変わること・変わらないこと

試験の基本情報

項目内容
試験方式五肢択一(マークシート)
総問題数45問(3科目)
試験時間2時間30分
合格基準各科目60%以上
受験料¥6,600
合格率約35.2%

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3科目の出題数と配点

科目名出題数足切りライン合格の目安
危険物に関する法令15問9問(60%)10問以上
物理学及び化学10問6問(60%)7問以上
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法20問12問(60%)13問以上
合計45問各科目60%以上

乙種4類の合格基準(各科目60%以上)と同じ基準ですが、性質消火の出題範囲が第4類だけから全6類に拡大されている点が最大の違いです。問題数も20問と3科目中最大で、全体の約44%を占めます。


合格基準の詳細

科目別足切り(各科目60%以上)

3科目すべてで同時に60%以上を達成する必要があります。1科目でも足切りになると即不合格です。

不合格パターンの例

法令物理化学性質消火結果
12/155/1015/20不合格(物理化学が50%)
9/156/1011/20不合格(性質消火が55%)
9/156/1012/20合格
13/158/1014/20合格

「合計点が高ければ合格」ではありません。3科目すべてで60%以上が必須条件です。


科目別の難易度と出題傾向

第1科目:危険物に関する法令(15問)

難易度:★★★☆☆(乙4経験者には取り組みやすい)

乙4で学んだ法令知識が土台になります。乙4保持者であれば最も短期間で仕上げられる科目です。

主な出題テーマ

  • 危険物の区分と指定数量(全6類)
  • 製造所・貯蔵所・取扱所の種類と設置基準
  • 保安距離・保有空地の規定
  • 危険物保安監督者の選任条件・職務
  • 各種消火設備・警報設備・避難設備の基準
  • 定期点検の実施義務と頻度

乙4との違い

乙4では第4類の指定数量のみでしたが、甲種では全6類の指定数量を問われます。また、保安監督者の選任要件が「甲種または乙種免状保持者」と変わりますので注意が必要です。

得点戦略

乙4保持者は短期間で9問以上(60%)を確保できます。全6類の指定数量を新たに覚え直す以外は、乙4の法令知識をそのまま活用してください。10〜12問(67〜80%)を目標にして、他の科目の学習時間を確保しましょう。

法令の練習問題を解く


第2科目:物理学及び化学(10問)

難易度:★★★★☆(計算問題が含まれるため対策必須)

乙4の「物理化学」よりも出題水準が高く、計算問題が複数含まれます。理解が問われる問題が多く、暗記だけでは対応が難しい科目です。

主な出題テーマ

  • 燃焼の3要素・燃焼の種類(表面・蒸発・分解燃焼)
  • 爆発(燃焼)範囲・引火点・発火点の定義と計算
  • モル計算・燃焼反応式の係数
  • 酸化還元反応・電気化学の基礎
  • 熱化学・比熱・潜熱の計算
  • 気体の法則(ボイル・シャルル)

難しいポイント

計算問題は1問ずつの比重が大きく、10問中で2〜3問の計算問題を落とすと足切りラインに近づきます。文系出身の受験者は早い段階から計算問題に慣れておく必要があります。

得点戦略

計算問題を捨てると足切りリスクが一気に高まります。モル計算・燃焼計算の基本公式は必ず習得し、最低でも計算問題から1〜2問は確実に得点できる準備を整えてください。暗記問題(燃焼の種類・引火点の定義など)で安定的に4〜5問を確保したうえで、計算問題の加点を狙うのが現実的な戦略です。

物理化学の練習問題を解く


第3科目:危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(20問)

難易度:★★★★★(甲種最大の難関・全6類が出題範囲)

甲種を他の乙種と分ける最大の科目です。第1類から第6類まで全類の危険物の性質・消火方法・貯蔵取扱上の注意事項が出題されます。

出題される類と問題数の目安

分類名代表物質消火の特徴
第1類酸化性固体塩素酸カリウム・硝酸カリウム冷却消火が主流。アルカリ金属過酸化物は水厳禁
第2類可燃性固体硫黄・赤りん・マグネシウム粉末消火。金属粉は水厳禁
第3類自然発火性・禁水性カリウム・ナトリウム・黄りん禁水性は水厳禁。乾燥砂・膨張ひる石
第4類引火性液体ガソリン・灯油・アルコール泡・粉末・二酸化炭素・ハロン
第5類自己反応性有機過酸化物・ニトロ化合物大量の水で冷却消火
第6類酸化性液体硝酸・過塩素酸大量の水・乾燥砂

20問で12問以上(60%)が必要なため、6類すべてで平均2問ずつ得点できる実力が求められます。特定の類だけ得意でも他の類が弱いと足切りリスクが生じます。

得点戦略

全6類をまんべんなく学習し、どの類から出題されても対応できる状態が理想です。第4類は乙4の知識で対応可能なため、残りの5類を集中的に学習します。水溶性・非水溶性の区別と、水系消火剤が使える類・使えない類の区別を早期に整理することが重要です。

性質消火の練習問題を解く


科目別難易度と推奨学習時間の配分

科目難易度推奨学習時間の配分足切りライン
法令(15問)★★★☆☆20%9問(60%)
物理化学(10問)★★★★☆25%6問(60%)
性質消火(20問)★★★★★55%12問(60%)

性質消火に最も多くの時間を充てることが合格への鉄則です。出題数が最大(20問)で、かつ全6類という広大な範囲をカバーする必要があるためです。


乙種4類との科目比較

乙4から甲種へステップアップする方向けに、科目の変化をまとめます。

比較項目乙種4類危険物甲種
法令15問(第4類中心)15問(全6類対応必要)
物理化学10問(基礎レベル)10問(計算問題が増加)
性質消火20問(第4類のみ)20問(全6類)
合格基準各科目60%以上各科目60%以上(同じ)
合格率約40%約35.2%

合格基準は同じですが、性質消火の出題範囲が第4類だけから全6類に拡大されることで学習量が大幅に増加します。


合格するための得点戦略まとめ

戦略1:法令を最短で仕上げ、時間を性質消火に集中させる

乙4保持者にとって法令は最も短期間で仕上げられる科目です。ここを2〜3週間で仕上げ、残りの学習時間を性質消火に最大投入することが甲種攻略の核心です。

戦略2:物理化学の計算問題から逃げない

計算問題を捨てると10問中6問(60%)の確保が危うくなります。基本的な燃焼計算・モル計算は必ず習得し、足切りリスクを排除してください。

戦略3:性質消火は「類別」→「横断比較」の2ステップで攻略する

各類を個別に仕上げた後、類をまたいだ比較学習を必ず行います。「水溶性か否か」「禁水性か否か」「消火に水が使えるか」という横断的な視点でまとめることで、本番の紛らわしい選択肢に対応できます。


まとめ

  • 法令15問 + 物理化学10問 + 性質消火20問 = 合計45問の五肢択一式
  • 合格条件は3科目すべてで60%以上(法令9問・物理化学6問・性質消火12問)
  • 学習時間の55%以上を性質消火(全6類)に充てる
  • 物理化学の計算問題を捨てると足切りリスクが高まる
  • 乙4の法令・第4類知識を活かし、残りの5類と計算問題に集中する

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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

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※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。最新の試験情報は各試験の公式サイトでご確認ください。

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