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危険物甲種 直前総まとめ|試験1週間前に必ず確認すべき最重要ポイント

ぴよパス編集部6分で読めます
目次

この記事で分かること

  • 試験1週間前〜前日の科目別総まとめチェックリスト
  • 6類性質比較表(必須暗記ポイント集約)
  • 指定数量・保安距離の最重要数値まとめ
  • 物理化学の計算問題 直前確認ポイント
  • 直前1週間のタイムスケジュール例
  • 試験当日の持ち物・時間配分

試験1週間前になったら、学習の方向性を「新しい知識を積み上げる」から「定着を確認して混同しやすい箇所を潰す」に完全に切り替えてください。

危険物甲種は3科目・各科目60%の足切りルールがあります。「得意科目の得点で苦手科目をカバーする」戦略は通用しません。直前期の最重要ミッションは、3科目すべてで安定して60%以上を確保することです。


直前1週間のタイムスケジュール例

主な確認内容目標時間
7日前性質消火:第1〜3類の性状・消火方法の比較表確認2〜2.5時間
6日前性質消火:第4〜6類の性状・消火方法の比較表 + 演習2〜2.5時間
5日前物理化学:計算問題の手順確認(モル・熱量・燃焼計算)2〜2.5時間
4日前物理化学:概念問題(燃焼三要素・酸化還元・消火剤)確認2〜2.5時間
3日前法令:指定数量・保安距離・届出先・免状種別の数値確認2〜2.5時間
2日前全科目横断:弱点箇所の集中補強 + ランダム演習2〜2.5時間
前日模擬試験(45問)通し → 科目別確認 → 持ち物準備 → 早めに就寝2〜2.5時間

直前期の学習時間の目安は1日2〜2.5時間です。各科目が推奨ライン(法令11問・物化7問・性消14問)以上を安定して取れている場合は、1日1.5時間でも十分です。


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性質消火 直前チェックリスト:6類性質比較表

性質消火は20問と出題数が最多で、全6類を横断する暗記が求められます。混同しやすい類間の違いに絞って確認してください。

6類の基本性状まとめ

性質の分類状態禁水主な消火方法
第1類酸化性固体固体なし大量注水冷却(アルカリ金属塩は水反応あり注意)
第2類可燃性固体固体一部あり乾燥砂・粉末(金属粉は禁水)
第3類自然発火性・禁水性固体・液体あり(多くが禁水)乾燥砂・膨張ひる石
第4類引火性液体液体なし泡・粉末・CO₂
第5類自己反応性物質固体・液体なし大量注水
第6類酸化性液体液体なし大量注水

第1類・第6類の違い(頻出の混同ポイント)

  • [ ] 第1類(酸化性固体)は「固体」、第6類(酸化性液体)は「液体」
  • [ ] 両類とも酸化力が強く可燃物と混合すると危険だが、状態が異なる
  • [ ] 第1類の代表物質:塩素酸カリウム・過酸化ナトリウム・硝酸アンモニウム
  • [ ] 第6類の代表物質:硝酸・過酸化水素・ハロゲン間化合物

第3類(自然発火性・禁水性)の重要物質

  • [ ] カリウム・ナトリウム:水と激しく反応して水素を発生→禁水
  • [ ] 黄りん:自然発火性あり(発火点50℃以下)→水中保管
  • [ ] 黄りんと赤りん(第2類)の区別:黄りんは第3類・赤りんは第2類
  • [ ] トリエチルアルミニウム:空気中・水中いずれとも激しく反応

第5類(自己反応性物質)の注意点

  • [ ] 第5類は分子内に酸素を含み、外部から酸素を供給しなくても燃焼する
  • [ ] 大量注水が基本消火方法(酸素供給源が内部にあるため窒息消火が効かない)
  • [ ] 代表物質:ニトロセルロース・ピクリン酸・過酸化ベンゾイル・アジ化ナトリウム

各類の指定数量(代表物質)

代表品名指定数量
第1類塩素酸塩類50 kg
第2類硫化りん100 kg
第3類カリウム・ナトリウム10 kg
第4類ガソリン(第1石油類・非水溶性)200 L
第5類有機過酸化物10 kg
第6類過酸化水素(硝酸含む)300 kg

法令 直前チェックリスト

指定数量【最重要数値】

第4類危険物の指定数量はすべて答えられるようにしてください。

品名水溶性/非水溶性指定数量
特殊引火物50 L
第1石油類非水溶性200 L
第1石油類水溶性400 L
アルコール類400 L
第2石油類非水溶性1,000 L
第2石油類水溶性2,000 L
第3石油類非水溶性2,000 L
第3石油類水溶性4,000 L
第4石油類6,000 L
動植物油類10,000 L
  • [ ] 指定数量の倍数計算(各品目の量÷指定数量の合計で1以上なら規制対象)を確実に計算できる
  • [ ] 指定数量未満の危険物は市町村条例の規制対象になることを知っている

保安距離【数値の混同に注意】

保安距離が必要な施設(製造所・屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・屋外貯蔵所・一般取扱所)とその距離を確認してください。

対象保安距離
住居10 m 以上
学校・病院・劇場等(多数の者が出入り)30 m 以上
高圧ガス施設・液化石油ガス施設20 m 以上
使用電圧7,000〜35,000 V の特別高圧架空電線3 m 以上
使用電圧35,000 V 超の特別高圧架空電線5 m 以上
  • [ ] 移動タンク貯蔵所には保安距離・保有空地ともに不要なことを知っている
  • [ ] 簡易タンク貯蔵所にも保安距離は不要(保有空地は必要)

危険物取扱者・保安監督者

  • [ ] 甲種は全類を単独取り扱いでき、乙種の立ち会いも全類で可能
  • [ ] 乙種は取得した類のみ単独取り扱い可能(立ち会いも同類のみ)
  • [ ] 丙種は第4類の一部のみ、かつ立ち会い不可
  • [ ] 保安監督者の選任要件:甲種または乙種免状取得後6か月以上の実務経験
  • [ ] 保安監督者の選任・解任は市町村長等への届出が必要(認可ではない)

物理化学 直前チェックリスト

必須計算問題の手順確認

物理化学で最も失点しやすいのは「手順を理解していない計算問題」です。以下の計算を実際に紙で手を動かして確認してください。

モル計算

  • [ ] モル数 = 質量(g)÷ モル質量(g/mol)を計算できる
  • [ ] アボガドロ数(6.02×10²³)を使った粒子数の計算ができる
  • [ ] 気体のモル体積(標準状態で22.4 L/mol)を使った体積計算ができる

熱量計算

  • [ ] Q = mcΔT(比熱・質量・温度差から熱量を計算)の手順を書ける
  • [ ] 熱化学方程式の係数の意味と計算手順を説明できる

燃焼計算

  • [ ] 燃焼の三要素(可燃物・酸素供給源・点火源)を言える
  • [ ] 除去消火・窒息消火・冷却消火・抑制消火それぞれの定義と消火剤を説明できる
  • [ ] 燃焼範囲(下限値〜上限値)と危険性の関係を理解している

概念問題の確認

  • [ ] 引火点・発火点・燃焼点の定義と大小関係(引火点 < 燃焼点 < 発火点)
  • [ ] 酸化還元:酸化=電子を失う・還元=電子を得る
  • [ ] 水溶性危険物への消火:耐アルコール泡または粉末・CO₂
  • [ ] 静電気の蓄積を防ぐ方法:接地・加湿・導電性素材の使用

前日のやること・やってはいけないこと

やるべきこと

模擬試験(45問)を1回通しで実施する

前日は必ず模擬試験を本番形式(45問・2時間30分)で解いてください。科目別(法令・物化・性消)に正答数を個別に確認し、足切りラインを下回っている科目だけを集中して見直します。

持ち物を確認して鞄に入れる

持ち物確認
受験票[ ]
写真付き本人確認書類(運転免許証等)[ ]
HBの鉛筆 2〜3本[ ]
消しゴム[ ]
腕時計(スマートウォッチは不可)[ ]
体温調節用の上着[ ]
交通系ICカード・現金[ ]

やってはいけないこと

  • 深夜まで新テーマを詰め込む:既存の記憶と混在して本番の判断を不安定にするリスクがある
  • 睡眠を削る:試験は集中力を要する作業。前日は20〜21時を目安に学習を切り上げ、7〜8時間の睡眠を確保する

試験当日の時間配分目安

科目問題数目安時間
危険物に関する法令15問35〜40分
物理学及び化学10問30〜35分
危険物の性質・消火方法20問45〜50分
見直し15〜20分

計算問題で詰まった場合は印をつけて次に進み、後で戻ります。試験時間は2時間30分(150分)と十分に確保されているため、時間切れによる失点リスクは低い試験です。


まとめ:直前1週間でやることの全体像

  1. 7〜6日前(性質消火):6類比較表を確認。第1〜6類の性状・禁水の有無・消火方法を類別に整理
  2. 5〜4日前(物理化学):計算問題の手順確認。モル・熱量・燃焼計算を紙に書いて再現する
  3. 3日前(法令):指定数量・保安距離・届出先の数値を最終確認。倍数計算を練習する
  4. 2日前(全科目補強):弱点箇所の集中補強。ランダム演習で知識の定着を確認する
  5. 前日:模擬試験45問を通しで実施 → 科目別の正答数確認 → 弱点の最終確認 → 持ち物準備
  6. 当日朝:不安な箇所の軽い見直し → 余裕を持って会場へ

3科目すべてで60%以上を確保することを常に意識した学習が直前期の最重要戦略です。

模擬試験(45問・本番形式)で直前の実力を確認する


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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

公的機関の公表データ・法令・試験実施団体の公式情報を根拠に記事を作成。問題は全てオリジナルで、12項目の品質ガードで正確性を担保しています。

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