まず公式の公開問題で形式を確認し、足りない練習を補う
甲種の試験問題は、消防試験研究センターが一部公開しています。 「完全非公開」ではありません。公式の出し方を確認したうえで、解説を読む教材と、繰り返し解く練習環境を選びましょう。
| 使うもの | ここで確かめること | 注意点 |
|---|---|---|
| センターの公式公開問題 | 設問の表現・五肢択一の形式 | 全回・全問題の公開ではない |
| 手持ちの甲種用テキスト・市販問題集 | 誤答の理由、途中式、関連する知識 | 版・正誤表・改訂情報を確認する |
| ぴよパスのオリジナル練習問題 | 科目を選んで解き、分からない箇所を見つける | 公式過去問の転載ではない |
センター公式「試験問題の公開」で甲種を確認する。公開一覧は令和8年6月更新です(2026年9月10日確認)。
本試験の配分と、練習問題の在庫を分けて使う
本試験は五肢択一45問・150分、科目ごとに60%以上が合格基準です。法令が高得点でも、物理化学が基準未満なら補えません。公式の科目・問題数と試験方法・合格基準に基づきます。
| 科目 | 本試験 | 60%に当たる正答数 | ぴよパスの在庫 |
|---|---|---|---|
| 法令 | 15問 | 9問 | 101問 |
| 物理学及び化学 | 10問 | 6問 | 114問 |
| 性質・火災予防・消火 | 20問 | 12問 | 190問 |
当サイトの在庫405問を全部同じ重みで採点しても、本試験の合否判定にはなりません。カテゴリ演習は不足分を探すために使い、時間を測るときは本試験の配分を使います。上表の在庫は2026年9月10日の問題JSON実数です。
科目別に「間違え方」を残す
法令:数字だけでなく、誰に・どの施設に適用されるか
誤答した問題について、対象の施設、義務を負う人、手続きの時点をテキストで確認します。距離や期限だけを一枚に集めると、別の条件で使う数字と混同しやすくなります。例外を含む問題では、原則と例外を別の行に残してください。
記録例は「許可と届出を混同/施設・変更内容の条件を読み落とした/テキストの該当ページへ戻る」。新しい数値表を一から作るより、今回の誤りを説明できる短い記録から始められます。
物理化学:式の選択・単位・計算を分ける
解答を見る前の途中式を残します。解説と違った最初の箇所を探し、原因を次のように分けてください。
| 止まったところ | 戻るところ | 解き直すときの確認 |
|---|---|---|
| 何を求める問題か分からない | 用語と現象の説明 | 求める量を自分の言葉で書く |
| 使う式を選べない | 式が成り立つ条件と例題 | 問題文のどの条件から式を選んだか説明する |
| 単位が合わない | 単位換算の例 | 式に数値を入れる前に単位をそろえる |
| 立式後に答えがずれる | 自分の計算過程 | 符号・係数・桁を順に確認する |
特定の数式だけで物理化学全体をカバーできるとは限りません。計算以外の概念を問う問題も、同じ科目で確認しましょう。
性質消火:第4類だけに偏らず、混同した物質を比較する
甲種は全類が対象です。乙4の学習経験があっても、第1〜3類・第5〜6類を含めて演習してください。間違えた二つの物質だけを並べ、性状・反応する相手・消火上の注意のどこを取り違えたかを整理します。
消火方法を類ごとに一語で決めつけず、問題が指定した物質と条件を確認します。教材の表に例外や注記がある場合は、そこを省いて覚えないようにします。
解説を読んだ後は、答えを隠して解き直す
編集部では、復習の記録を「問題ID/誤答の原因/戻る教材のページ/再確認日」に絞る使い方を提案します。合格者の行動を集計した結果ではなく、誤答から次の行動を決めるための運用例です。
- 分からなかった問題だけでなく、理由を説明できず偶然正解した問題にも印を付ける。
- 解説とテキストを読み、正答以外の肢が違う理由も確認する。
- 翌日など時間を空け、答えを隠して解き直す。
- 同じ原因で止まったときだけ、別の例題や詳しい説明を追加する。
回数を重ねるだけで合格が保証されるわけではありません。選択肢の位置を覚えて正解していないか、理由を言えるかで確認します。
説明を読んでも用語がつながらない場合は、甲種全体を説明するテキストへ戻ります。既に理解できる本を持っているなら、買い直す必要はありません。
上記はAmazonアソシエイトのリンクです。書籍の構成を比較する場合はテキスト6冊の選び方、買い足す必要があるか迷う場合は教材の役割と買い足し判断へ進んでください。
最後は45問150分を通して解く
科目別に復習した後は、途中で解説を開かずに通して解きます。採点は合計だけでなく、法令・物理化学・性質消火を分けます。練習時の正答率は合格確率ではないので、見覚えのある問題を解いた成績と初見の成績も区別してください。
ぴよパスの甲種の模擬試験(Premium)は、本試験の問題数・科目配分・時間に合わせてオリジナル問題を出題します。画面上の練習であり、本番のマークシートそのものを再現するものではありません。
- 本試験の科目配分で解いたかを確認する。
- 各科目の正答数を分けて記録する。
- 時間不足と知識不足を分ける。
- 基準未満の科目は、誤答の原因に応じて前の練習へ戻る。
出典
- 消防試験研究センター「試験問題の公開」 — 甲種を含む一部公開の一覧
- 消防試験研究センター「試験科目及び問題数」 — 15問・10問・20問
- 消防試験研究センター「試験の方法」 — 五肢択一、150分、科目ごとの合格基準
- 弘文社「わかりやすい!甲種危険物取扱者試験」 — 紹介教材の書誌







