銀行業務検定試験 財務3級 資産の会計 練習問題 第5問: 取引先A社は、当期中に取得したその他有価証券を期末に次のとおり保有している。A社は部分純資産直入法を採用し、純資産の部に計上する評価差額には税効果会計を適用する
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取引先A社は、当期中に取得したその他有価証券を期末に次のとおり保有している。A社は部分純資産直入法を採用し、純資産の部に計上する評価差額には税効果会計を適用する (法定実効税率30%)。当期の損益計算書に計上される投資有価証券評価損と、貸借対照表の純資産の部に計上されるその他有価証券評価差額金の組合せとして、最も適切なものはどれか。 ・X株式 取得原価2,000千円、期末時価3,000千円 ・Y株式 取得原価900千円、期末時価750千円 ・Z株式 取得原価600千円、期末時価800千円
解答と解説を先に見る
正解: 4. 評価損150千円、評価差額金840千円
「評価損150千円、評価差額金840千円」が適切です。企業会計基準第10号『金融商品に関する会計基準』の部分純資産直入法では、時価が取得原価を上回る銘柄の評価差額は純資産の部に計上し、下回る銘柄の評価差額は当期の損失とします。純資産の部に計上する評価差額には税効果会計を適用します。途中式: 評価益はX株式1,000+Z株式200=1,200、評価損はY株式150。評価差額金=1,200×(1−0.3)=840、評価損=150です。「評価損0千円、評価差額金735千円」は全部純資産直入法で (1,200−150)×0.7=735 とした誤りです。「評価差額金1,200千円」は税効果の掛け忘れ、「評価損105千円」は損益計算書の評価損にまで (1−0.3) を掛けた誤り、「評価損150千円、評価差額金735千円」は評価損を純資産からも差し引いた二重計上です。融資の目線では、同じ含み損益でも処理の方法で当期純利益が変わることに注意します。
関連キーワード: その他有価証券・部分純資産直入法・税効果会計・評価差額金
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