銀行業務検定試験 財務3級 負債・純資産の会計 練習問題 第2問: 取引先の株主資本の増減を読むとき、次の取引のうち、それだけでは株主資本の合計額が変わらないものとして、最も適切なものはどれか。
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初級推定正答率 約 75%
取引先の株主資本の増減を読むとき、次の取引のうち、それだけでは株主資本の合計額が変わらないものとして、最も適切なものはどれか。
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正解: 5. 決議により資本準備金を減らし、全額を資本金とした。
「決議により資本準備金を減らし、全額を資本金とした」が適切です。会社法第448条第1項は、株主総会の決議で準備金の額を減らし、その全部または一部を資本金とすることを認めています。この取引では資本金が増えた分だけ資本準備金が減り、どちらも株主資本の中の項目なので、合計額は変わらず、会社に新しい資金も入りません(減らす準備金の全部を資本金とするときは、同法第449条第1項の債権者の異議の手続も要りません)。決算書で資本金が増えていても、財務の体力が増えたとは限らないということです。「自己株式を買い取り」は、自己株式が株主資本の控除項目なので、支払った額だけ株主資本が減ります。「繰越利益剰余金を財源として配当」は、配当した額が社外に出るので減ります。「募集株式を発行し、払込み」は、払い込まれた額だけ増えます。「新株予約権が行使され、新株を発行」は、株主資本の外にあった新株予約権の額と行使時の払込額が資本金などに移るので増えます。
根拠・参照資料: 会社法第448条第1項
関連キーワード: 株主資本・資本準備金・資本金・計数の変動
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