銀行業務検定試験 財務2級 損益分岐点分析 練習問題 第8問: 融資の担当者が、2種類の製品を販売する取引先の甲社の計画を検討している。全社の固定費は年43,200千円で、計画の前後で変わらない。 製品X:限界利益率50%、
融資の担当者が、2種類の製品を販売する取引先の甲社の計画を検討している。全社の固定費は年43,200千円で、計画の前後で変わらない。
| 製品 | 限界利益率 | 現在の売上構成比 | 計画の売上構成比 |
|---|---|---|---|
| 製品X | 50% | 80% | 60% |
| 製品Y | 25% | 20% | 40% |
製品ごとの限界利益率は変わらないものとする。全社の損益分岐点売上高が、現在の売上構成比のときの額から計画の売上構成比のときの額へどう変わるかの説明として、最も適切なものはどれか。なお、千円未満は四捨五入する。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 96,000千円から108,000千円へ
96,000千円から108,000千円へが正しく、決め手は売上構成比で重みをつけた限界利益率で固定費を割ることです。限界利益率は売上高のうち固定費の回収と利益に回る割合です。
現在の加重平均の率=50%×80%+25%×20%=45%
現在の損益分岐点売上高=43,200÷45%=96,000千円
計画の加重平均の率=50%×60%+25%×40%=40%
計画の損益分岐点売上高=43,200÷40%=108,000千円
検算すると、108,000×60%×50%+108,000×40%×25%=32,400+10,800=43,200千円で固定費と一致します。
「144,000千円から123,429千円へ」は構成比を製品の間で取り違えた値です(率が30%と35%になる)。「現在も計画も115,200千円で変わらない」は両方の率を単純平均の37.5%とした値です。
「103,680千円から120,960千円へ」は固定費を構成比で按分して製品ごとに割り、足した値です。「108,000千円から96,000千円へ」は現在と計画を逆にした値です。
限界利益率の低い製品の構成比が増えると、固定費が同じでも加重平均の率が下がり、損益分岐点売上高は上がります。
関連キーワード: 加重平均・限界利益率・売上構成比・損益分岐点売上高・複数製品
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