銀行業務検定試験 財務2級 損益分岐点分析 練習問題 第6問: 融資の担当者が、取引先の甲社の設備投資の2案を比べている。年間の売上高の計画はどちらの案でも300,000千円である。 年間の固定費(千円):A案24,000、
融資の担当者が、取引先の甲社の設備投資の2案を比べている。年間の売上高の計画はどちらの案でも300,000千円である。
| 項目 | A案 | B案 |
|---|---|---|
| 年間の固定費(千円) | 24,000 | 36,000 |
| 変動費率 | 75% | 70% |
2案の営業利益が等しくなる年間の売上高と、計画の売上高で営業利益が多くなる案の組合せとして、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 240,000千円・B案
240,000千円・B案が正しく、決め手は固定費の差を限界利益率の差で割ることと、その売上高を超えると固定費の大きい案が有利になることです。限界利益率は1から変動費率を引いた率で、A案25%、B案30%です。
固定費の差=36,000−24,000=12,000千円
限界利益率の差=30%−25%=5%
営業利益が等しくなる売上高=12,000÷5%=240,000千円
計画の300,000千円で比べると
A案=300,000×25%−24,000=51,000千円
B案=300,000×30%−36,000=54,000千円
となり、B案が3,000千円多くなります。
「120,000千円・B案」はB案の損益分岐点売上高(36,000÷30%)を等しくなる売上高と取り違えた値です。「240,000千円・A案」は有利の向きを逆に読んだものです。
「96,000千円・A案」はA案の損益分岐点売上高(24,000÷25%)で、損益分岐点の低さで案を選んだものです。「96,000千円・B案」はA案の損益分岐点売上高を等しくなる売上高と取り違えた値です。
損益分岐点の低い案が計画の売上高でも有利とは限らず、2案が等しくなる売上高と計画を比べて判断します。
関連キーワード: 設備投資・固定費・変動費率・限界利益率・損益分岐点売上高
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