銀行業務検定試験 財務2級 損益分岐点分析 練習問題 第5問: 融資の担当者が、製品1種類を販売する取引先の甲社から、販売単価を5%引き下げる計画の説明を受けた。 販売単価(円):現在12,000、計画11,400 1個当た
融資の担当者が、製品1種類を販売する取引先の甲社から、販売単価を5%引き下げる計画の説明を受けた。
| 項目 | 現在 | 計画 |
|---|---|---|
| 販売単価(円) | 12,000 | 11,400 |
| 1個当たり変動費(円) | 8,400 | 8,400 |
| 販売数量(個) | 15,000 | 求める |
| 固定費(千円) | 36,000 | 36,000 |
値下げ後も現在と同じ営業利益を保つのに必要な販売数量の、現在の販売数量に対する増加率として、最も適切なものはどれか。なお、小数第2位を四捨五入する。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 20.0%
20.0%が正しく、決め手は値下げ後の1個当たり限界利益で今の限界利益の総額を割って数量を出すことです。限界利益は売上高から変動費を引いた額で、固定費が同じなら総額を保てば営業利益も保てます。
今の1個当たり限界利益=12,000−8,400=3,600円
今の限界利益の総額=3,600×15,000=54,000千円
値下げ後の1個当たり限界利益=11,400−8,400=3,000円
必要な販売数量=54,000千円÷3,000円=18,000個
増加率=(18,000−15,000)÷15,000=20.0%
「5.3%」は売上高を保つのに要る数量の増加率で(12,000÷11,400−1)、限界利益を保つ計算になっていません。「16.7%」は増えた3,000個を計画の18,000個で割った値で、基準が現在の数量ではありません。
「14.0%」は数量でなく売上高の増加率です(18,000×11,400÷(15,000×12,000)−1)。「40.0%」は営業利益18,000千円を値下げ後の3,000円で割った6,000個を増える数量とした値です。
値下げは下げ幅がそのまま1個の限界利益を削るので、必要な数量の増加率は値下げ率より大きくなります。
関連キーワード: 限界利益・値下げ・販売数量・営業利益・損益分岐点分析
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