銀行業務検定試験 財務2級 損益分岐点分析 練習問題 第4問: 融資の担当者が、取引先の甲社の来期の計画を検討している。甲社の限界利益率は45%、固定費は既存の借入金の支払利息を含めて年240,000千円で、営業外収益はない
融資の担当者が、取引先の甲社の来期の計画を検討している。甲社の限界利益率は45%、固定費は既存の借入金の支払利息を含めて年240,000千円で、営業外収益はない。甲社は期首に200,000千円を年利率3%で新たに借り入れる予定で、その支払利息は1年分発生する。新規の借入れは限界利益率と支払利息以外の固定費に影響せず、税引前当期純利益は経常利益と同じで、法人税等は税引前当期純利益の30%とする。税引後の当期純利益20,160千円を確保するのに必要な売上高として、最も適切なものはどれか。なお、千円未満は四捨五入する。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 610,667千円
610,667千円が正しく、決め手は税引後の目標を税引前に戻し、新しい利息も固定費に足してから限界利益率で割ることです。限界利益率は売上高のうち固定費の回収と利益に回る割合です。
新しい支払利息=200,000×3%=6,000千円
固定費の合計=240,000+6,000=246,000千円
税引前の目標利益=20,160÷(1−30%)=28,800千円
必要な売上高=(246,000+28,800)÷45%=610,666.6…≒610,667千円
検算すると、610,667×45%−246,000≒28,800千円で、法人税等≒8,640千円、税引後≒20,160千円となり一致します。
「591,467千円」は20,160千円を税引前に戻さず足した値です。「604,907千円」は20,160千円に1.3を掛けて戻した値で、戻すには(1−税率)で割ります。
「597,333千円」は利息の増加6,000千円を入れない値です。「606,667千円」は利息の増加を税引後の4,200千円にして固定費に足した値です。
税引後の目標から売上高を逆算するときは、利息の増加を固定費に足し、目標を(1−税率)で割って税引前に直します。
関連キーワード: 目標利益・必要売上高・限界利益率・支払利息・法人税等
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