銀行業務検定試験 財務2級 損益分岐点分析 練習問題 第2問: 融資の担当者が、取引先の甲社の2期分の損益計算書(単位:千円)を次のとおり整理した。営業外収益はない。 売上高:前期480,000、当期540,000 売上原価
融資の担当者が、取引先の甲社の2期分の損益計算書(単位:千円)を次のとおり整理した。営業外収益はない。
| 科目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 売上高 | 480,000 | 540,000 |
| 売上原価 | 372,000 | 404,000 |
| 販売費及び一般管理費 | 84,000 | 88,000 |
| 支払利息 | 12,000 | 12,000 |
2期の間で変動費率と固定費は変わらないものとし、支払利息も固定費に入れて経常段階で分析する。当期の損益分岐点比率として、最も適切なものはどれか。なお、小数第2位を四捨五入する。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 83.3%
83.3%が正しく、決め手は支払利息まで含めた総費用の2期の差を売上高の差で割って変動費率を出すことです。
前期の総費用=372,000+84,000+12,000=468,000千円
当期の総費用=404,000+88,000+12,000=504,000千円
変動費率=(504,000−468,000)÷(540,000−480,000)=60%
固定費=504,000−540,000×60%=180,000千円
損益分岐点売上高=180,000÷(1−60%)=450,000千円
損益分岐点比率=450,000÷540,000=83.3%
前期で検算すると、468,000−480,000×60%=180,000千円で固定費が一致します。
「93.8%」は450,000千円を前期の売上高で割った値です。「73.5%」は売上原価を全部変動費、販売費及び一般管理費と支払利息を全部固定費と置いた値です(100,000÷(540,000−404,000))。
「77.8%」は支払利息を固定費に入れず168,000千円とした営業段階の値です。「85.7%」は売上原価の差32,000千円だけで変動費率を53.3%と置いた値です。
2期の決算から費用を分解するときは、総費用の差を売上高の差で割って変動費率を出し、固定費を求めます。
関連キーワード: 損益分岐点比率・変動費率・固定費・費用分解・経常段階
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