銀行業務検定試験 財務2級 収益性の分析 練習問題 第3問: 取引先の甲社と同業の乙社の損益計算書を比べ、甲社の売上高経常利益率が乙社より低い原因を読み取る。次の資料(単位:千円)の読み方として、最も適切なものはどれか。
取引先の甲社と同業の乙社の損益計算書を比べ、甲社の売上高経常利益率が乙社より低い原因を読み取る。次の資料(単位:千円)の読み方として、最も適切なものはどれか。
| 科目 | 甲社 | 乙社 |
|---|---|---|
| 売上高 | 400,000 | 1,000,000 |
| 売上原価 | 288,000 | 705,000 |
| 販売費及び一般管理費 | 80,000 | 205,000 |
| 営業外収益 | 2,000 | 5,000 |
| 営業外費用 | 18,000 | 25,000 |
| 経常利益 | 16,000 | 70,000 |
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 営業外損益の比率の差2.0ポイントが最大である
「営業外損益の比率の差2.0ポイントが最大である」が正しく、決め手は規模の違う2社を金額でなく売上高に対する比率で比べることです。営業外の純費用の比率は(営業外費用−営業外収益)を売上高で割った値です。
甲社(売上高400,000):売上原価率72.0%、販管費率20.0%、売上高営業利益率8.0%、営業外の純費用の比率4.0%、経常利益率4.0%
乙社(売上高1,000,000):売上原価率70.5%、販管費率20.5%、売上高営業利益率9.0%、営業外の純費用の比率2.0%、経常利益率7.0%
甲社から見た不利の差:売上原価率1.5+販管費率(−0.5)+営業外2.0=3.0ポイントで、経常利益率の差と一致します。
「金額の差が最大の売上原価」は、差417,000千円が最大でも、売上高が2.5倍違う2社の金額をそのまま比べており、規模の差を拾っています。「売上原価率の差1.5ポイント」は値は合っていますが、営業外の2.0ポイントより小さい差です。
「売上高営業利益率の差1.0ポイント」も値は合っていますが、営業外の2.0ポイントより小さい差です。「販管費率は甲社が0.5ポイント高く」は向きが逆で、販管費率は甲社の方が低く、差を縮める側に働いています。
売上高経常利益率の差は百分比に直して項目ごとに分け、営業外損益まで見ると、本業の外の負担が主因かどうかが分かります。
関連キーワード: 百分比損益計算書・売上高経常利益率・売上原価率・営業外損益
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