銀行業務検定試験 財務2級 収益性の分析 練習問題 第2問: 取引先の甲社の総資本経常利益率の変化を、売上高経常利益率の変化による分(利益率の要因)と総資本回転率の変化による分(回転率の要因)に、ポイントで分ける。総資本は
取引先の甲社の総資本経常利益率の変化を、売上高経常利益率の変化による分(利益率の要因)と総資本回転率の変化による分(回転率の要因)に、ポイントで分ける。総資本は期末の残高を使い、利益率の要因は前期の回転率で、回転率の要因は当期の売上高経常利益率で計算する。次の資料(単位:千円)の読み方として、最も適切なものはどれか。
| 科目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 売上高 | 300,000 | 360,000 |
| 経常利益 | 7,500 | 14,400 |
| 総資本 | 150,000 | 240,000 |
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 利益率の要因+3.0、回転率の要因−2.0で、改善の3分の2を打ち消した
「利益率の要因+3.0、回転率の要因−2.0で、改善の3分の2を打ち消した」が正しく、決め手は率の差に前期の回転率、回転率の差に当期の率を掛けることです。売上高経常利益率に総資本回転率を掛けると総資本経常利益率になります。
前期の売上高経常利益率=7,500÷300,000=2.5%、総資本回転率=300,000÷150,000=2.0回
当期の売上高経常利益率=14,400÷360,000=4.0%、総資本回転率=360,000÷240,000=1.5回
利益率の要因=(4.0−2.5)×2.0=+3.0
回転率の要因=4.0×(1.5−2.0)=−2.0
合計は+1.0ポイントで、総資本経常利益率の変化(5.0%から6.0%)と一致します。打ち消した割合は2.0÷3.0で3分の2です。
「+2.25、−1.25」は掛ける期を逆にした値で、合計は合いますが問題文で決めた期と違います。「+3.0、−1.25」は回転率の要因にも前期の率を掛けた値で、合計が+1.75になります。
「+2.25、−2.0」は利益率の要因にも当期の回転率を掛けた値で、合計が+0.25になります。「+1.5、−0.5」は率と回転率の差をそのまま並べただけで、もう一方の比率を掛けていません。
一方の要因を前期で、もう一方を当期で固定すると、二つの要因の和が全体の変化に過不足なく一致します。
関連キーワード: 要因分解・総資本経常利益率・売上高経常利益率・総資本回転率
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