銀行業務検定試験 財務2級 収益性の分析 練習問題 第1問: 取引先の甲社は、遊休土地を帳簿価額で売却し、代金の全額で借入金を返す計画を立てた。売却と返済は期首に行い、売却損益は生じず、売上高は変わらないものとする。次の資
取引先の甲社は、遊休土地を帳簿価額で売却し、代金の全額で借入金を返す計画を立てた。売却と返済は期首に行い、売却損益は生じず、売上高は変わらないものとする。次の資料(金額の単位:千円)から、計画後の総資本で目標の総資本経常利益率6.4%を達成するのに必要な売上高経常利益率が、計画後の売上高経常利益率より何ポイント高いかを求めよ。
| 科目 | 現在 |
|---|---|
| 売上高 | 800,000 |
| 経常利益 | 20,000 |
| 総資本 | 600,000 |
| 遊休土地の帳簿価額 | 100,000 |
| 返済する借入金の金利 | 年4.0% |
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 1.0ポイント
1.0ポイントが正しく、決め手は返済後の総資本で回転率を出し、支払利息の減を経常利益に足すことです。総資本経常利益率は総資本回転率と売上高経常利益率の積に分けられるので、目標を回転率で割ると必要な利益率が出ます。
計画後の総資本=600,000−100,000=500,000
総資本回転率=800,000÷500,000=1.6回
支払利息の減=100,000×4.0%=4,000
計画後の経常利益=20,000+4,000=24,000
計画後の売上高経常利益率=24,000÷800,000=3.0%
必要な売上高経常利益率=6.4%÷1.6=4.0%
差=4.0−3.0=1.0ポイント
「1.5ポイント」は支払利息の減を入れず、計画後の率を20,000÷800,000=2.5%とした値です。「1.6ポイント」は目標6.4%と計画後の総資本経常利益率4.8%(24,000÷500,000)の差で、売上高経常利益率の差ではありません。
「1.8ポイント」は売却前の総資本で回転率を出し、必要な率を4.8%とした値です。「2.3ポイント」は売却前の総資本と利息の減の入れ忘れが重なった値です(4.8−2.5)。
遊休資産を売って借入を返す計画では、総資本の減で回転率が上がり、利息の減で売上高経常利益率も上がるので、両方を織り込んだ後の率と目標に必要な率を比べます。
関連キーワード: 総資本経常利益率・総資本回転率・売上高経常利益率・遊休資産
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