銀行業務検定試験 財務2級 収益認識 練習問題 第8問: 取引先の甲社(家庭用品の卸売)の当期の資料は次のとおりである。 ・商品の販売額は消費税込みで13,200千円(税率10%)で、当期に全量を引渡し済みである。消費
取引先の甲社(家庭用品の卸売)の当期の資料は次のとおりである。 ・商品の販売額は消費税込みで13,200千円(税率10%)で、当期に全量を引渡し済みである。消費税は税抜きで処理する。 ・販売先の小売店へ当期の販売について当期に支払った協賛金は900千円(税抜き)で、全額を販売費に計上している。 ・協賛金のうち600千円は販売先から何のサービスも受けない支払いで、300千円は販売先が甲社のために行った店頭調査の対価である。店頭調査は別個のサービスで、金額は独立販売価格と同じである。 修正後の当期の売上高として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 11,400千円
11,400千円が正しく、決め手は消費税を取引価格に入れず、別個のサービスの対価でない協賛金だけを売上から減らすことです(企業会計基準第29号 第47項・第63項)。
税抜きの販売額=13,200÷1.1=12,000千円
売上から減らす協賛金=600千円
当期の売上高=12,000−600=11,400千円
店頭調査の対価300千円は、販売先から別個のサービスを受ける支払いなので売上から減らさず、販売費のままです。修正の前後で営業利益は変わらず、売上高と販売費が600千円ずつ減ります。
「12,600千円」は消費税込みの13,200千円から600千円を引いた値で、消費税が残っています。「12,000千円」は協賛金を全額販売費のままとした値です。
「11,100千円」は店頭調査の300千円も含めて900千円を売上から減らした値です。「11,340千円」は協賛金600千円に税を足した660千円を引いた値で、協賛金は税抜きの額で売上から減らします。
取引価格は第三者のために回収する税を除いた額で、顧客への支払いは別個の財やサービスの対価でない分だけ売上から減らします。
関連キーワード: 取引価格・消費税・顧客に支払われる対価・協賛金
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