銀行業務検定試験 財務2級 収益認識 練習問題 第7問: 取引先の甲社は、得意先に製品1,000個を単価8千円で販売する契約を結んでいた(単価は独立販売価格と同じ)。当期に600個を引き渡した後、同じ製品を600個追加
取引先の甲社は、得意先に製品1,000個を単価8千円で販売する契約を結んでいた(単価は独立販売価格と同じ)。当期に600個を引き渡した後、同じ製品を600個追加し、追加分の単価を6千円とする契約変更に合意した。変更日の独立販売価格は8千円のままで、追加の単価は独立販売価格を反映していない。未移転の製品は、引渡し済みの製品と別個のものである。変更後、当期中に300個を引き渡した。消費税は考えないものとする。当期の売上高として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 6,840千円
6,840千円が正しく、決め手は追加の単価が独立販売価格を反映していないので別の契約にせず、未移転分と追加分の対価を残りの数量で割り直すことです(企業会計基準第29号 第30項・第31項(1))。第30項(2)は、追加の対価が独立販売価格に契約の状況に応じた調整を加えた額かどうかを見ます。
この問の6千円はそれに当たりません。
変更後の対価=400×8+600×6=3,200+3,600=6,800千円
変更後の単価=6,800÷(400+600)=6.8千円
当期の売上高=600×8+300×6.8=4,800+2,040=6,840千円
検算すると、残り700個×6.8=4,760千円で、6,840+4,760=11,600千円は契約全体の8,000+3,600=11,600千円と一致します。
「7,200千円」は別の契約として扱い、変更後の300個を元の単価8千円で計上した値です。「6,600千円」は変更後の300個をすべて追加分の単価6千円で計上した値です。
「6,525千円」は全数量の平均(8,000+3,600)÷1,600=7.25千円を引渡し済みの600個にも遡って使った値です(900×7.25)。「6,900千円」は2つの単価を単純に平均した7千円を変更後の300個に使った値です。
追加の単価が独立販売価格を反映せず、未移転分が別個なら、残りの対価を残りの数量で割り直します。
関連キーワード: 契約変更・独立販売価格・残存履行義務・単価の見直し
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