銀行業務検定試験 財務2級 収益認識 練習問題 第6問: 取引先の甲社の当期末の取引は次のとおりである(単位:千円)。ア〜オの顧客はすべて別々で、契約も別々である。イの対価は製品Pに配分された額で、エの保守は月割りで収
取引先の甲社の当期末の取引は次のとおりである(単位:千円)。ア〜オの顧客はすべて別々で、契約も別々である。イの対価は製品Pに配分された額で、エの保守は月割りで収益にする。
| 取引と状況 | 対価 | 入金 |
|---|---|---|
| ア 引渡し済み。請求済みで期日待ち | 7,400 | 0 |
| イ Pのみ引渡し。Qの引渡しまで請求不可 | 2,700 | 0 |
| ウ 商品は翌期に引渡し | 1,500 | 1,500 |
| エ 12か月の保守のうち3か月を提供 | 2,400 | 2,400 |
| オ 引渡し済み。残額は請求済みで期日待ち | 3,000 | 1,000 |
期末の貸借対照表の売掛金・契約資産・契約負債の組合せとして、最も適切なものはどれか。消費税は考えないものとする。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 売掛金9,400千円・契約資産2,700千円・契約負債3,300千円
売掛金9,400千円・契約資産2,700千円・契約負債3,300千円が正しく、決め手は対価の権利が無条件かどうかと、履行より先に受け取ったかどうかです(企業会計基準第29号 第10〜12・77・78項)。
売掛金(無条件の権利)=ア7,400+オ(3,000−1,000)=9,400千円
契約資産(他の履行が条件の権利)=イ2,700千円
契約負債(履行より先に受け取った分)=ウ1,500+エ2,400×9/12=3,300千円
「売掛金12,100千円・契約資産0千円・契約負債3,300千円」はイを無条件の権利として売掛金に入れた値です。「売掛金9,400千円・契約資産0千円・契約負債3,900千円」はイの権利を計上せず、エも全額を前受けのまま残した値です。
「売掛金9,400千円・契約資産2,700千円・契約負債3,900千円」はエの提供済みの3か月分600千円を収益にせず、全額を前受けのまま残した値です。「売掛金10,400千円・契約資産2,700千円・契約負債4,300千円」はオの内金1,000千円を売掛金から引かず、同じ額を契約負債に残した値です。
同じ未回収でも、請求に他の履行が条件なら契約資産、期日を待つだけなら売掛金に分け、履行より先に受け取った分は契約負債にします。
関連キーワード: 契約資産・契約負債・顧客との契約から生じた債権・売掛金
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