銀行業務検定試験 財務2級 収益認識 練習問題 第5問: 取引先の甲社は、契約額66,000千円の工事を第1期に着工し、第2期末では未完成である。この工事は一定の期間にわたり充足される履行義務で、進捗度は発生した工事原
取引先の甲社は、契約額66,000千円の工事を第1期に着工し、第2期末では未完成である。この工事は一定の期間にわたり充足される履行義務で、進捗度は発生した工事原価の累計を工事原価総額の見積りで割って求める。第2期に工事原価総額の見積りを変更した。資料は次のとおりである(単位:千円)。
| 項目 | 第1期 | 第2期 |
|---|---|---|
| 当期に発生した工事原価 | 11,000 | 22,000 |
| 期末の工事原価総額の見積り | 44,000 | 55,000 |
消費税は考えないものとする。第2期の収益の額として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 23,100千円
23,100千円が正しく、決め手は第2期末の見積りで累計の進捗度を出し直し、前期までの収益を差し引くことです(企業会計基準第29号 第41・43項、企業会計基準適用指針第30号 第20項)。ここでの進捗度は、発生した原価の累計を原価総額の見積りで割った割合です(インプット法)。
第1期の進捗度=11,000÷44,000=25%
第1期の収益=66,000×25%=16,500千円
第2期末の累計原価=11,000+22,000=33,000千円
第2期末の進捗度=33,000÷55,000=60%
累計の収益=66,000×60%=39,600千円
第2期の収益=39,600−16,500=23,100千円
「39,600千円」は累計の収益をそのまま第2期の収益とした値です。「33,000千円」は見積りを変えず当初の44,000千円で進捗度を75%とし、49,500千円から16,500千円を引いた値です。
「26,400千円」は第2期の原価22,000千円を55,000千円で割った40%を契約額に掛けた値です。「22,000千円」は第2期の発生原価をそのまま収益とした値で、進捗度を見積れないときの原価回収基準の形です。
見積りの変更は変更した期で処理するので、第2期の収益は累計の進捗度による収益から前期までの収益を引いて求めます。
関連キーワード: 一定の期間にわたり充足される履行義務・進捗度・インプット法・見積りの変更
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