銀行業務検定試験 財務2級 収益認識 練習問題 第2問: 取引先の甲社は、当期に商品2,000個を1個4千円(原価は1個2.6千円)で現金販売した。顧客は一定の期間内なら返品して全額の返金を受けられる。甲社は100個が
取引先の甲社は、当期に商品2,000個を1個4千円(原価は1個2.6千円)で現金販売した。顧客は一定の期間内なら返品して全額の返金を受けられる。甲社は100個が返品されると見積もっており、この見積りどおりに取引価格を決められるものとする。返品された商品については、回収費用と価値の下落で1個あたり0.6千円の負担を見込み、この負担は当期の売上原価に含める。期末までに実際の返品はなかった。消費税は考えないものとする。当期の売上総利益として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 2,600千円
2,600千円が正しく、決め手は返品見込みの分を売上から除き、回収費用などを引いた額だけを売上原価から除くことです(企業会計基準適用指針第30号 第85項・第88項)。
売上高=(2,000−100)×4=7,600千円(返品見込みの400千円は、返す見込みの代金を表す負債である返金負債)
返品資産=100×(2.6−0.6)=200千円(商品を回収する権利を表す資産)
売上原価=2,000×2.6−200=5,000千円
売上総利益=7,600−5,000=2,600千円
要因で検算すると、全数を売った場合の2,000×(4−2.6)=2,800千円から、返品見込み100個の利益140千円と見込みの負担60千円を引いて2,600千円です。
「2,800千円」は返品を見込まず全額を売上とした値で、返品資産を売価の400千円で計上しても同じ値になります。「2,660千円」は返品資産を帳簿価額の260千円のままとし、回収費用と価値の下落を引いていません。
「2,400千円」は売上だけを減らし、売上原価を5,200千円のまま残した値です。「2,200千円」は返金負債の400千円を売上総利益からさらに引いた値で、売上を減らす形で既に反映した分の二重計算です。
返品権付き販売では、売上と売上原価の両側を直し、返品資産は帳簿価額から回収費用などを引いた額で計上します。
関連キーワード: 返品権付き販売・返金負債・返品資産・売上総利益
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