銀行業務検定試験 財務2級 連結修正仕訳と連結貸借対照表 練習問題 第8問: 連結財務諸表を作成するP社は、当期首にA社の発行済株式の30%を取得してA社を関連会社とし、持分法を適用している。資料は次のとおりである(単位:千円)。 A社
連結財務諸表を作成するP社は、当期首にA社の発行済株式の30%を取得してA社を関連会社とし、持分法を適用している。資料は次のとおりである(単位:千円)。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| A社株式の取得原価 | 89,000 |
| 取得時のA社の資本 | 280,000 |
| A社の当期純利益 | 40,000 |
| A社の当期の配当 | 12,000 |
A社の資産と負債の時価は帳簿価額と等しい。投資と資本の差額はのれんとして投資に含め、5年間で毎期均等額を償却する。税効果は考えない。当期末の連結貸借対照表のA社に対する投資の額と、連結損益計算書の持分法による投資利益の組合せとして正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 投資の額96,400千円、投資利益11,000千円
投資の額96,400千円、投資利益11,000千円が正しく、決め手は受け取った配当を利益に入れず投資から減らすことです。投資会社は被投資会社の利益の持分を投資に足して当期の利益に含め、受け取った配当は投資から減らします(企業会計基準第16号 第12・14項)。
投資に含めたのれんは規則的に償却します(同 第11・12項)。
のれん=89,000−280,000×30%=89,000−84,000=5,000
償却=5,000÷5=1,000
投資利益=40,000×30%−1,000=12,000−1,000=11,000
受取配当=12,000×30%=3,600
投資の額=89,000+11,000−3,600=96,400
期末の資本から確かめると、(280,000+40,000−12,000)×30%+(5,000−1,000)=96,400です。
「投資の額100,000千円、投資利益14,600千円」は配当を投資から減らさず利益に足しています。「投資の額97,400千円、投資利益12,000千円」はのれんの償却を落としています。
「投資の額100,000千円、投資利益11,000千円」は配当を投資から減らしていません。「投資の額89,000千円、投資利益3,600千円」は持分法を使わず取得原価と受取配当のままです。
持分法では、利益の持分からのれん償却を引いて投資に足し、受け取った配当は利益でなく投資から減らします。
関連キーワード: 持分法・持分法による投資利益・のれん・関連会社・受取配当金
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