銀行業務検定試験 財務2級 連結修正仕訳と連結貸借対照表 練習問題 第7問: P社はS社の発行済株式の80%を保有している。当期の両社の個別の損益は次のとおりである(単位:千円)。 売上高:P社660,000、S社400,000 売上原
P社はS社の発行済株式の80%を保有している。当期の両社の個別の損益は次のとおりである(単位:千円)。
| 科目 | P社 | S社 |
|---|---|---|
| 売上高 | 660,000 | 400,000 |
| 売上原価 | 594,000 | 363,000 |
P社は当期からS社に商品を販売しており、当期の販売額は100,000千円である。S社の当期末の在庫のうち60,000千円がP社から仕入れた分で、この販売の売上総利益率は10%である。他に連結会社間の取引はない。連結損益計算書の売上高と売上総利益の組合せとして正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 売上高960,000千円、売上総利益97,000千円
売上高960,000千円、売上総利益97,000千円が正しく、決め手は内部の販売額を売上高と売上原価から同額消し、未実現利益の分だけ売上原価を増やすことです。連結会社の間の売買は相殺消去し、在庫に含まれる未実現利益は全額を消します(企業会計基準第22号 第35・36項)。
売上高=660,000+400,000−100,000=960,000
未実現利益=60,000×10%=6,000
売上原価=594,000+363,000−100,000+6,000=863,000
売上総利益=960,000−863,000=97,000
個別の利益から確かめると、66,000+37,000−6,000=97,000です。
「売上高960,000千円、売上総利益103,000千円」は未実現利益を消していません。「売上高954,000千円、売上総利益103,000千円」は未実現利益を売上高と売上原価の両方から引いた組で、利益が減りません。
「売上高954,000千円、売上総利益91,000千円」は売上高から引いたうえ売上原価にも足し、利益を2回減らしています。「売上高1,060,000千円、売上総利益103,000千円」は何も消していない単純合計です。
内部取引の消去は売上高と売上原価を同額減らすだけで利益を動かさず、利益を減らすのは未実現利益の消去です。
関連キーワード: 内部取引の相殺消去・未実現利益・連結損益計算書・売上総利益
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