銀行業務検定試験 財務2級 連結修正仕訳と連結貸借対照表 練習問題 第3問: P社は前期末にS社の発行済株式の65%を取得して支配を獲得し、持分比率は当期末まで変わらない。S社の資本と当期の動きは次のとおりである(単位:千円)。 資本金
P社は前期末にS社の発行済株式の65%を取得して支配を獲得し、持分比率は当期末まで変わらない。S社の資本と当期の動きは次のとおりである(単位:千円)。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 資本金(支配獲得日) | 100,000 |
| 利益剰余金(支配獲得日) | 40,000 |
| 評価差額(税効果を引いた額) | 20,000 |
| 当期純利益 | 18,000 |
| 当期の配当 | 6,000 |
| のれんの当期償却額(連結修正) | 1,500 |
S社の資本の変動は当期純利益と配当だけである。当期末の連結貸借対照表の非支配株主持分はいくらか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 60,200千円
60,200千円が正しく、決め手は配当を引いた後の資本に非支配の比率35%を掛けることです。非支配株主持分は子会社の資本のうち親に帰属しない部分で、支配獲得後は利益の取り分で増え、配当の支払で減ります(企業会計基準第22号 第26項・注7、移管指針第4号 第24項)。
支配獲得時の資本=100,000+40,000+20,000=160,000
当期末の資本=160,000+18,000−6,000=172,000
非支配株主持分=172,000×(100%−65%)=60,200
動きで確かめると、前期末の160,000×35%=56,000に、利益の取り分18,000×35%=6,300を足し、配当の取り分6,000×35%=2,100を引いて60,200です。
「62,300千円」は配当を引かず178,000に35%を掛けた値です。「111,800千円」は172,000に親の65%を掛けた値です。
「56,000千円」は支配獲得時のまま動かさない値です。「59,675千円」はのれん償却額1,500も資本から引いて35%を掛けた値で、ここでののれんは親の投資から生じたものなので償却は非支配株主持分を動かしません。
当期末の非支配株主持分は、評価差額を含む資本に利益を足し配当を引いた額の非支配の比率分です。
関連キーワード: 非支配株主持分・持分比率・配当・評価差額
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