銀行業務検定試験 財務2級 連結修正仕訳と連結貸借対照表 練習問題 第2問: 支配獲得日の両社の個別貸借対照表は次のとおりである(単位:千円)。P社のS社株式は、同日にS社の発行済株式の70%を取得したものである。 諸資産(土地とS社株
支配獲得日の両社の個別貸借対照表は次のとおりである(単位:千円)。P社のS社株式は、同日にS社の発行済株式の70%を取得したものである。
| 科目 | P社 | S社 |
|---|---|---|
| 諸資産(土地とS社株式を除く) | 320,000 | 140,000 |
| 土地 | 80,000 | 50,000 |
| S社株式 | 96,000 | − |
| 諸負債 | 260,000 | 100,000 |
| 資本金 | 150,000 | 60,000 |
| 利益剰余金 | 86,000 | 30,000 |
S社の土地の時価は40,000千円で、他に時価と帳簿価額の差はない。評価差額には法定実効税率30%で税効果を認識し、繰延税金資産は回収可能とする。連結貸借対照表の総資産はいくらか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 620,900千円
620,900千円が正しく、決め手は個別の合計からS社株式を消し、土地の減額・繰延税金資産・のれんを足し引きすることです(企業会計基準第22号 第20・21・23・24項、移管指針第4号 第11項)。
個別の資産の合計=496,000+190,000=686,000
土地の差額=40,000−50,000=−10,000
繰延税金資産=10,000×30%=3,000
S社の資本=60,000+30,000−(10,000−3,000)=83,000
のれん=96,000−83,000×70%=96,000−58,100=37,900
総資産=686,000−96,000−10,000+3,000+37,900=620,900
負債と純資産の側から確かめると、負債は360,000、純資産はP社の236,000と非支配株主持分(子会社の資本のうち親に帰属しない部分)83,000×30%=24,900で、合計は620,900です。
「620,000千円」は税効果を入れず、S社の資本を80,000、のれんを40,000とした値です。「583,000千円」はのれんを足さない値です。
「623,000千円」は土地の時価評価をせず、のれんを96,000−90,000×70%=33,000とした値です。「617,900千円」は繰延税金資産3,000を資産に足していない値です。
時価が帳簿価額を下回ると、土地を減らし、税効果は繰延税金資産として資産に立ち、資本が減る分だけのれんが増えます。
関連キーワード: 連結貸借対照表・総資産・のれん・非支配株主持分・繰延税金資産
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