銀行業務検定試験 財務2級 合併と企業結合 練習問題 第3問: 取引先の甲社(上場会社)は乙社を吸収合併し、甲社が取得企業となった。対価は甲社株式40,000株で、甲社株式の株価は、合併の合意を公表した日が1株2,325円、
取引先の甲社(上場会社)は乙社を吸収合併し、甲社が取得企業となった。対価は甲社株式40,000株で、甲社株式の株価は、合併の合意を公表した日が1株2,325円、合併日が1株2,250円である。合併日の乙社の資産と負債は次のとおりで、ほかに識別できる資産と負債はない。金額の単位は千円で、税効果は考えない。
| 科目 | 帳簿価額 | 時価 |
|---|---|---|
| 流動資産 | 48,000 | 48,000 |
| 土地 | 72,000 | 96,000 |
| その他の固定資産 | 30,000 | 26,000 |
| 諸負債 | 86,000 | 86,000 |
甲社の個別財務諸表に計上する差額はどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. のれん6,000千円
のれん6,000千円が正しく、決め手は取得原価を合併日の株価で測り、時価の純資産と比べることです。のれんは、取得原価が受け入れた資産と負債の時価の純額を上回る分です(企業会計基準第21号 第23項・第28項・第31項、企業会計基準適用指針第10号 第38項)。
取得原価:40,000株×2,250円=90,000千円
資産の時価:48,000+96,000+26,000=170,000千円
時価の純資産:170,000−86,000=84,000千円
のれん:90,000−84,000=6,000千円
検算:資産170,000+のれん6,000=176,000千円は、負債86,000+増加する株主資本90,000と一致します。
「のれん26,000千円」は帳簿価額の純資産64,000千円を引いた値です。
「のれん9,000千円」は公表日の株価で取得原価を93,000千円とした値です。
「のれん30,000千円」は土地の含み益24,000千円を入れず、純資産を60,000千円とした値です。
「負ののれん80,000千円」は諸負債86,000千円を引かず、資産の時価170,000千円と取得原価を比べた値です。
のれんは、合併日の株価で測った取得原価から、時価で測った純資産を引いた額です。
関連キーワード: のれん・取得原価・企業結合日の時価・時価純資産
模試 (40問)
財務諸表と財務分析の10分野を、資料を読みながら通して解く
10分野から4問ずつ、5択で通して解きます。本試験の記述式10題とは形式が違う、ぴよパス独自の練習です。目安は正答率60%です。Premium (月980円)Premium (ご利用中)時間制限つきの実力チェック