銀行業務検定試験 財務2級 決算修正と損益計算書の作成 練習問題 第8問: 取引先の甲社の決算修正に関する資料は次のとおりである (単位:千円)。 修正前の税引前当期純利益:金額8,000 決算修正による利益の減少:金額1,000 期首
取引先の甲社の決算修正に関する資料は次のとおりである (単位:千円)。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 修正前の税引前当期純利益 | 8,000 |
| 決算修正による利益の減少 | 1,000 |
| 期首の繰越利益剰余金 | 6,000 |
| 当期中に行った配当 | 1,500 |
| 配当の日の資本金 | 20,000 |
| 配当の直前の資本準備金 | 3,800 |
| 配当の直前の利益準備金 | 1,100 |
法人税等は修正後の税引前当期純利益の30%とし、税効果は考えない。配当の財源は繰越利益剰余金だけで、会社法の定めに従って利益準備金を積み立てる。ほかに繰越利益剰余金の増減はない。修正後の期末の繰越利益剰余金として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 9,300千円
9,300千円が正しく、決め手は法人税等を修正後の利益で出し直し、利益準備金の積立を資本金の4分の1までの枠で抑えることです。
修正後の税引前当期純利益=8,000−1,000=7,000
法人税等=7,000×30%=2,100、当期純利益=7,000−2,100=4,900
配当の10分の1=1,500×1/10=150
枠=基準資本金額 (資本金の4分の1) −準備金=20,000×1/4−(3,800+1,100)=5,000−4,900=100
積立額は小さい方の100 (会社法第445条第4項・会社計算規則第22条)
期末の繰越利益剰余金=6,000−1,500−100+4,900=9,300
9,250千円は、枠を見ずに10分の1の150を積み立てた値です。9,400千円は、積立の100を引かなかった値です。
9,000千円は、法人税等を修正前の8,000×30%=2,400のままにして当期純利益を4,600とした値です。7,800千円は、配当の1,500を2回引いた値です。
繰越利益剰余金の修正では、決算修正を税金まで通して当期純利益に反映し、配当と積立は準備金の枠を確かめてから引きます。
根拠・参照資料: 会社法第445条第4項、会社計算規則第22条
関連キーワード: 繰越利益剰余金・利益準備金・基準資本金額・法人税等・修正仕訳
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